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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十六話 束の間の平穏
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思うぞ。
なのはとすずかも苦笑している。
「とりあえずお疲れ様」
「うん。士郎君は大丈夫だった?」
「だね。結構急に呼んじゃったし」
なのはとすずかの優しさが染み渡る。
「大丈夫だよ。どちらにしろ時間をかけないと如何しようもない事だから一日じゃ無理だったし」
俺の言葉にほっと一安心している二人。
「ほら、迎えの車が来たから乗りなさい」
と俺達が話している間にアリサの迎えが来たらしい。
車から降りてくる一人の男性がいる。
「ご無沙汰してます。鮫島さん」
「お元気そうでなによりです。衛宮さん」
知り合いなので軽く挨拶をかわす。
その様子に驚いている三人。
「士郎って鮫島に会ったことあったけ?」
そんなに不思議な事か?
「あるに決まっているだろう。
すずかの家の執事をしてんだぞ。
アリサの迎えに来た鮫島さんと会わない方が不思議だろ」
「「「ああ〜、なるほど」」」
俺の言葉に納得している三人。
まあ、それはともかく
「これ手作りで申し訳ないですが」
「ありがとうございます。お茶の時に出させていただきます」
手に持つ箱を受け取りながら
「衛宮さんのお作りになられたものはお嬢様もお気に入りのようで」
「ちょっ! 鮫島!」
鮫島さんの言葉に顔を真っ赤にするアリサ
「それは光栄です。ほらアリサ」
「う、わかったわよ」
鮫島さんの代わりに車のドアを開ける。
鮫島さんはその間にケーキを車に乗せ、運転席に戻っていく。
信用されているというのはうれしいものだ。
アリサの次にすずか、なのはと乗り込み、最後に俺自身も乗りドアを閉める。
そして、ゆっくりと走りだす車。
その車の中でなのは達には昼休みに話したという犬の話になったのだが
「なあ、その犬って」
「うん。たぶんアルフさんだと思う」
こそっとなのはに耳打ちすると頷いた。
なんでアルフがフェイトから離れてアリサの家にいるんだ?
わからないことも多いが
「どうにも状況が複雑になってきたな」
それだけは確信できた。
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