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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十六話 束の間の平穏
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「ところで士郎も一緒に行ってるんでしょ?
あいつは戻ってきてないの?」
そういえばまだ話してなかったっけ。
「ううん。戻ってきてるんだけどこっちでもやることがあるから、っておやすみみたい」
「こっちに戻ってきてもやることが有るって、どんだけ忙しいのよ」
私の言葉にアリサちゃんは呆れているけど、すずかちゃんはどこか納得している。
士郎君が家で執事さんしてるし、魔術師ってことを知ってるのかな?
「だけどこのまま顔を見せないでまた行くのは気に食わないわね」
「気に食わないって、でも会えないのは残念だよね」
「なら呼び出しましょう」
なんだかアリサちゃんがノリノリだ。
だけど
「でも士郎君、携帯持ってなかったよね」
「それなら大丈夫だよ。
私の携帯貸してるから」
「ナイス! なのは」
携帯を取り出して電話をかけるアリサちゃん。
すずかちゃんもうれしそうだ。
士郎君忙しくないといいんだけど……
内心、そんな心配もしてた。
side 士郎
「もしもし」
若干躊躇いながらも電話に出ると
「士郎、放課後に私の家に集まるから学校が終わる頃校門に来なさい。
いいわね」
「……アリサ、俺に何か用があるとかは考えないのか?」
いくらなんでもいきなりだろ。
だが
「すずかも、なのはも来てほしいって言ってるのに来ないつもり?
へえ〜、士郎は女の子のお願いを無下にするの?」
「ぐっ! 了解した。行けばよいのだろう」
「行けばよい?」
「……行かせていただきます」
アリサのやつ、初めて会った時も思ったことだがどことなく凛に似ている。
将来、赤いじゃなくて金の悪魔になるのだろうか……
「そうそう、それでいいのよ。じゃあ放課後にね」
「心得た」
項垂れながら電話を切る。
まあ、霊脈の事が保留になると他に急ぎでする事はないからかまわないか。
学校が終わるのは後二時間半。
「ふむ、二時間半あればできるか」
財布は持っている。
踵を返し、スーパーの果物コーナーに直行して確認する。
これを使おう。
材料を買い。
家に戻る。
さて始めよう!
校門の近くでなのは達を待つ。
ちなみに恰好は普段の私服で、右手には白い箱を持っている。
学校を休んだのにアリサの呼び出しで来ている事に内心苦笑してしまう。
待つこと数分
なのは達はまだこちらに気が付いていないようだが、出てきた。
まず、すずかがこちらに気がついたようなので軽く手を振ると振り返してきた。
「よろしい。ちゃんと待ってたわね」
アリサ、その言葉はどうかと
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