スーパーロボット大戦OGs
0095話
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フルでこちらを狙っていたレオナがグルンガストを避けるように回り込もうとしている事に気が付いたからだ。
そもそもブーストナックルを後方へと回避していた場合、その時点でヒュッケバイン008Lのマグナ・ビームライフルを食らっていただろう。それを回避する為にグルンガストの懐へと潜り込み、ヒュッケバイン008Lに対しての盾としたのだ。
「どうした? 5対1……いや、既に1機が脱落しているから、4対1でも俺に手傷を負わせる事すら出来ないのか?」
「くそっ、こいつは一体何なんだ? こっちの攻撃が当たる気がまるでしない」
「落ち着けリュウセイ。どうやら奴は俺やお前の機体の特性を知っているようだ。いや、俺達だけじゃない。イルム中尉やレオナの事も同じくな。まともな手段で攻撃は当たらない」
「なら、どうするってんだよ。このままじゃシロガネが!」
リュウセイのその言葉を聞き、コックピットにあるレーダーを確認する。既にかなりの時間を稼いでいる。後数分も時間を稼げば十分だろう。となると次がラストチャンス、か。
「さて、そろそろ今日はお開きの時間だ。これが最後の一幕になる。準備はいいか?」
「そうそう好きにはさせなくてよ」
「そうか。なら……行くぞっ! 加速、集中!」
精神コマンドの加速と集中を使い、今までよりもさらに速度を上げてR-1へと接近する。
「俺狙いかよ! なら、これで……天上天下念動破砕剣!」
リュウセイのその声と同時に、R-1の周囲に展開していた念動フィールドが剣状に変化して、こちらへと射出される。
念動力を利用した攻撃を俺にするのはちょっと甘い。
「念動フィールド、最大出力!」
リュウセイの剣と俺の念動フィールドがぶつかり合う。
念動力のLVで言えば俺の方が高いだろうが、機体の周囲に広がっている念動フィールドと、剣状に固定されている念動フィールドだ。さすがに完全に無効化する事は出来ない。だが、拮抗してるならそれで十分こちらの狙い通り!
「加速!」
精神コマンドの加速を使い、念動フィールドで剣をいなす。そしてそのままR-1へと近づきアダマン・ハルパーを振り下ろ……さずに、動きの鈍いグルンガストへと向かう。
「アダマン・ハルパー、ナイン・テールモード!」
9条の鞭と化したアダマン・ハルパーが、グルンガストとその背後で隙を窺っていたR-2パワードへと襲い掛かる。
「くっ、また厄介なものを」
「中尉!」
さすがと言うべきか、イルムのグルンガストは本来ならR-2パワードへと振り下ろされる鞭も自分で受け止める。スパロボのシステム的に言うなら援護防御が発動したのだろう。
「覚醒……はあああぁぁっっ!」
精神コマンドの覚醒を使用し不思議な力が身体に漲るの
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