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蒼き夢の果てに
第4章 聖痕
第39話 UMA登場?
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ですし、少し距離を置く事には成りますが、ルイズの護衛を続ける事は出来ると思うのですが。

 それとも、その宝探し自体に、何か重要な意味が有るのでしょうか。
 伝説の魔法使いの使い魔に相応しい、伝説の武器を手に入れるとか言う理由での宝探しとか。

 ……可能性は、その方が高いかも知れませんか。

「そうしたら、午後のお茶の準備をして来たから、一緒にお茶の時間にでもするか」

 本当は、この部屋から連れ出して、少し陽光に当たれば、多少の陰気など吹き飛んで仕舞うのでしょうが、流石に無理強いも出来ません。
 ならば、多少、気が紛れる程度の事なら、為しても良いと思いましたからね。

 少し、否定的な気がルイズから発せられたような気がしたけど今回は無視。このタイミングで追い出されても意味は無いですし、俺達が出て行った後に、また寂しくなるだけ。
 そうして、

「ルイズは何が飲みたい。紅茶か。それとも、ホット・ミルク。それに、今日は珍しいホット・チョコレートと言う飲み物も用意したで」


☆★☆★☆


 生来の能力でお茶に使用した食器や、お茶請けに準備したスコーンなどを乗せたカートを浮かべながら、階段を下る俺とタバサ。
 尚、空元気ぐらいですが、ルイズの状態も大分マシには成ったと思います。それに、才人が戻って来たら、それだけで精神的な落ち込みなど回復はすると思いますから。

【なぁ、タバサ】

 少し西に傾いた陽光が、明り取り用の窓から差し込む暗い階段。その階段を一歩一歩下に向かって進む、俺とタバサ。
 尚、タバサから問い掛けに対する、明確な答えは無し。但し、否定的な雰囲気が返された訳ではないので、この問い掛けは肯定されたと思います。

【ガリア王家の意図。ガリア王家がオルレアン公を誅殺した訳ではなく、そして、旧オルレアン派と呼ばれる貴族を粛清していたのは、どうやら、本当に存在していたクーデター計画に対する粛清だった事は確実】

 振り返った俺の視線に、二段分だけ高い位置に居るタバサの視線が合わさる。
 その瞳に浮かぶ色は、想い出。それとも、遙かな未来を映しているので有ろうか。

 そう。殺人祭鬼が暗躍していたのなら、クーデター計画が存在していたとしても不思議では有りません。まして、ヤツラの目的は世が乱れる事。
 つまり、クーデターが起きなくても、有力貴族をどんどんと潰して行っている現在のガリアの状態は、ヤツラの意図した状態と言っても過言ではない。
 まして、貴族の不満を抱えながらも、しかし、安定した統治を目指す為には、大鉈を振るい続けなければならない、現ガリア王家はかなり難しいかじ取りを続ける必要が有る。

【そして、タバサ。オマエさんに対する、現王家の扱い方を見ていると、どうも、時期が来たら
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