第4章 聖痕
第39話 UMA登場?
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能性が高い以上、無理に排除しなければならない理由はないとは思うのですが。
それに、追い詰めると危険な魔物の可能性も有りますから……。
身体の大きさから推測すると、人間よりは戦闘力を持つ存在の可能性が高いですし、そんな存在を追い詰めて、窮鼠猫を噛む、の例え通りの結果となると目も当てられない状況と成ります。
そう考えると、今回のタバサに下された任務は、もしかすると、俺の能力。式神使いの能力を知られた上での、タバサに対する指令の可能性も有りますか。
俺の能力は、魔物相手なら、戦闘よりは交渉の方を得意としていますから。
それに、このベレイトの街の重要な産物の岩塩採掘用の坑道に、正体不明の生命体が現れたのは事実ですから、それに、為政者が対処するのは当然です。
どうせ、塩の取引からガリアが税金を得ているのは確実でしょうし。
しかし、坑道内のような狭い場所での戦闘は、俺やタバサは苦手としているのですが……。
相手の状況次第では、また苦手な戦場での戦いを強いられる事と成るので……。
俺は、俺を真っ直ぐに見つめる少女の視線に自らの視線を少し絡めた後、
在らぬ方向に視線を逸らして、やや疲れたような雰囲気でため息にも似た息を吐き出したのでした。
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