第51話 対決、大蟻超獣
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ばす。遥か後方まで吹き飛んだザラブ星人もまたその場で動かなくなってしまった。
「よし、後は超獣を片付けるだけだ」
「アストラさんは早く先に行って下さい」
「しかし、君達はどうするんだい?」
「安心しろ。こいつはあたしが責任を持って地上に連れてくからよ」
「分かった。それじゃ行って来る!」
アストラはそう言いアリブンタが開けた大穴の真下に行くと、つけていた指輪を突き出す。眩い光が彼を包み込み光の巨人「ウルトラマンアストラ」へと変える。
アストラは飛翔し穴を飛び出す。
「あたしらも出るぞ。しっかり捕まってろよちびっ子」
「うん!」
未だに飛ぶ事の出来ないなのははヴィータにしがみつく形で穴を飛んで出て来た。
地上に出たアストラの目の前では町を破壊しようとしているアリブンタとそれに挑むグレンダイザーの姿があった。
「あれは、あの時の光の巨人!」
【援護します! ディヤァ!】
アリブンタ目掛けてとび蹴りを放つ。ウルトラマンの蹴りを食らい、流石のアリブンタも転げまわる。
「今だ、反重力ストーム!」
グレンダイザーの胸から放たれる七色の熱線がアリブンタの巨体を持ち上げていく。やがて、光線の斜線から外れたアリブンタが真っ直ぐ地面に向かい落下してくる。その真下にはアストラが陣取っていた。
【トドメだ!】
空高く飛翔し、燃え盛る蹴りをアリブンタの脳天に叩き付ける。それを中心にアリブンタの体が左右に真っ二つに分かれる。
上空で爆発するアリブンタ。地上に降り立つアストラ。やはりウルトラマンが居るととても心強く感じられた。
「またあの光の巨人に助けられたんだな」
大介は飛び去っていくアストラを見ながらそう呟いていた。その直後、巨大な穴からなのはを抱えたヴィータが戻ってきた。
「うっしゃぁ! さぁ超獣は何処だぁ? この鉄槌の騎士ヴィータ様が成敗して…あり?」
「もう終わっちゃったみたいだね」
どうやらそのようである。その事実を知るなり愕然とするヴィータ。そんなヴィータの元へ集まってくる仲間達。
「高町、無事だったんだな」
「うん、ヴィータちゃんとアストラさんが助けてくれたから」
「アストラ? 誰なのそれ」
「さっき飛んでったウルトラマンだよ」
「あれがウルトラマンと言うのか。凄まじい力だったな」
一同が改めてウルトラマンの強さを認識した。とにもかくにも、これにて今回の事件もどうにか無事に解決したのである。
「さぁ、早く帰って主を安心させよう。何時までも留守にしてては主も気が気でならないだろう」
「そうだね」
皆も頷き帰路に着こうとした時、突如周囲を巨大な結界が覆い尽くす。それは相手を閉じ込める広域結界であった。
「これっ
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