第51話 対決、大蟻超獣
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この青く美しい星を死の星に変えてしまうのだ!】
ヤプールの命を受け、アリブンタは地上へ向けて猛スピードで駆け上がっていく。地上を攻撃するつもりなようだ。
「あれって、超獣!?」
「やっぱりヤプールが一枚噛んでいたのか。僕達もすぐに地上へ行こう」
アストラがそう言う。だが、その直後足元で爆発が起こった。咄嗟に飛びのく二人の目に映ったのはこちらに向き歩み寄ってくる異星人であった。
「お前達は、ザラブ星人に、ガッツ星人、それにシャプレー星人」
「そう言う貴様は光の巨人。まさかまだこの星にウルトラマンが居るとはな」
「だが一人で何が出来る? 所詮我等星間連合の敵ではない」
「星間連合?」
聞きなれない組織名であった。恐らく異星人の集合団体なのだろう。
「今は貴様に構っている余裕はない、その娘を渡せ。ヤプール様がご所望なのだ」
「やはりそうか。だったら尚の事お前達に渡す訳にはいかない!」
そう言ってアストラは構える。だが、相手は三人。かなり分が悪いのは事実だ。だが、その時だった。
「退きやがれ其処のてめぇらぁ!」
「何!?」
「ひでぶっ!!!」
突如背後から物凄い衝撃が襲いかかりシャプレー星人が押し潰される。背後から現れたのはヴィータだった。
「ヴィータちゃん!」
「無事か? ちびっ子」
二人が近づき互いの無事を確認しあう。それを知りヴィータは安堵した。
「良かったぜ。てっきり蟻野郎の餌になっちまったかと心配したんだぜぇ」
「ヴィ、ヴィータちゃん…それあんまりな言い方だよ」
確かにあんまりな言い方でもあった。あんな蟻の餌になんてなりたくない。
「んで、お前は一体何者だ?」
「自己紹介は後にしよう。まずは奴等を倒す事だ!」
アストラがそう言う。すると目の前には二体の異星人が構えている。
「障害が増えたか、だが我等の目的に変わりはない! 光の子を抹殺する事が我等の目的」
「要するになのは狙いってのか。だったら尚の事そんな事させねぇ!」
「お前達の好きにはさせない。僕が居る限り!」
2対2の戦いが始まった。ヴィータがガッツ星人と、人間体のアストラがザラブ星人と戦いを始める。
「な、何だこのガキ! このパワーは」
「鉄槌の騎士ヴィータ。あたしの実力を…舐めんじゃねぇぇぇ!」
名乗りを上げた後、アイゼンを振り回しガッツ星人を壁に叩き付ける。衝撃の余り周囲に巨大なクレーターが出来上がり、そこでガッツ星人がガクリと項垂れる。
その隣ではアストラの宇宙空手がザラブ星人を圧倒していた。
「その構え、まさか貴様獅子座の…」
「僕は獅子座L77星のアストラだ! ディィヤァ!」
気合を込めた正拳突きを叩き込み吹き飛
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