第50話 強力タッグ、超獣をぶっ飛ばせ
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間の歪みが現れ、其処から傷ついたヤプールが現れる。
【ソノ小娘ノ力ハ危険極マリナイ! スグニ殺セ! 抹殺シロ!】
「承知しました。ヤプール」
ヤプールの言葉に誰もが従った。そんな中、メフィラスは一人席を立つ。
「何処に行く気だ、メフィラス」
「やはり私は群れるのは苦手な様だ。一人でやらせて貰う」
「ふん、勝手にしろ!」
「そうさせて貰う」
そう言い、メフィラスは一人部屋を出て行った。メフィラスを抜き、異星人達は話を始める。
「とは言うものの…どうするべきか」
「あの子供の力は強力だ。下手に挑めば返り討ちに合う」
「事前に情報を集めておく必要があるな」
皆がそれぞれ意見を出し合っていた。来るべき地球侵略の為に。そして、光の子を抹殺する為の。
***
海鳴市の町を一人の青年が歩いていた。中性的な顔立ちで服装は薄いシャツにジーンズで所々擦り切れている。道行く人々の目線が彼に注がれる。が、彼自身余り気にしてない。寧ろ彼は今別の事を考えていた。
(兄さん……果たしてこの町に居るのだろうか……何故かこの町から只ならない気配を感じたんだけど)
青年は誰かを探していた。彼にとっては兄なのであろう。一刻も早く見つけ出したい。その思いの元町にやってきたのだと思われる。
その時、突如目の前の空がガラスの割れるように割れる。その奥には異様な異次元空間が存在した。そしてその空間の中から現れるように怪獣が現れだし町に降り立った。
「あれは超獣! ヤプールの奴、遂に本格的に行動を起こしたのか?」
怪獣を見るなり一目散に逃げ惑う人々。その後ろで一角超獣バキシムが町を破壊し始める。これ以上町に被害は出せない。
青年が怪獣目掛けて駆け出す。しかし、その時超獣の前に一体の巨大ロボットが降り立った。グレンダイザーであった。
***
「あれは超獣! まさか異次元人ヤプールまでもがこの星に!」
グレンダイザーを操縦する大介は驚愕していた。目の前に居るのはかつて地球に出現した怪獣を超える怪獣である。果たしてグレンダイザーで対抗出来るだろうか?
「気をつけろ大介さん。こいつは並の怪獣じゃねぇ!」
「分かった。君も気をつけるんだ!」
隣で飛んでいるTFOを見る。今の所自分の正体を知っているのは甲児だけである。それは、彼もまた巨大ロボットの操縦者であり、彼ならば心強い力になってくれると父宇門博士の説得があったからである。
そして、地上では既に守護騎士達とライダーブラック達もやってきていた。
「あれがちびっ子の言ってた超獣って奴なのか?」
「うん、でも何で突然…」
「理由など必要あるまい。主に
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