第50話 強力タッグ、超獣をぶっ飛ばせ
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だから、かつてマジンガーZのパイロットを務めた君に協力を頼みたい…」
「良いぜ、付き合ってやるよ。ベガ星だかメガ盛りだか知らねぇが人の家に土足で入り込んで好き勝手なんかさせねぇよ!」
甲児のその言葉は今の大介にはとても有り難い言葉でもあった。すると、大介が手を差し出す。
「僕は宇門大介。フリード星での名前はデューク・フリードと言う」
「兜甲児だ。改めて宜しく頼むぜ」
二人がそう言い互いに硬い握手を交わした。今、此処に新たな力が加わった。それは戦力が低下していた現状ではとても有り難い事でもあったのだ。
***
薄暗い空間の中、それらは居た。
「何時まで我等は燻っていれば良いんだ! ウルトラマンが居なくなった以上あの星を攻める絶好の機会であろうが!」
机を叩き怒鳴るのは人ならざる姿をした者であった。
かつてセブンを追い詰めたガッツ星人である。
「焦るなガッツよ。今はまだその時ではない。人間達もウルトラマン抜きで怪獣と渡り合える力を有していた。お前も見ただろう。ゼットンを倒したあの威力を…」
腕を組みながらザラブ星人が言う。真ん中に映像が映し出される。それは、なのはが始めてスターライトブレイカーを撃った時の映像だ。その威力の前に宇宙恐竜ゼットンは粉砕されてしまったのだ。
「確かにあの力は強大だ。だが相手は所詮人間、それも子供。恐れる事はないのではないか?」
「侮るな。あの子供は以前ヤプールを退かせたと聞く。迂闊に手を出せばどうなるか…」
ほかにも見慣れぬ異星人達が揃っていた。皆それぞれ議論している。そんな中、一人真ん中に鎮座し会話に参加しない者が居た。
「おいメフィラス! お前も何か意見を言え!」
「何をかな?」
「お前はこの中で唯一あの子供と接触したのだろう。何かあの子供に弱点はないのか?」
皆が言葉を待つ。ウルトラマンに続いて危険なのはなのはである。今の所怪獣を仕留めたのは彼女だけなので異星人達は皆警戒しているのだ。
「ふむ、さて…聞いた様な聞かなかった様な…思い出せないなぁ」
「キサマ、しらばっくれるのも大概にしろ! 何故あの時あの子供を殺さなかった! そうすれば我等がこうも苦労する事はなかっただろうに!」
「やれやれ、これだから貴方達野蛮人は困る。私は悪魔で紳士的に話がしたかったのだ。殺しては元も子もない」
「ふん、貴様らしい上辺言葉だな!」
異星人全員が睨みを利かせる。そんな中、メフィラスは涼しい顔をしながら映し出されている映像を見続けた。
その目はまるで求めるような目でもあった。
【殺セ! ソノ小娘ヲ殺セ!】
「こ、この声は!」
「ヤプール!」
一同が騒然となる。突如空
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