第50話 強力タッグ、超獣をぶっ飛ばせ
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。彼女が魔法を使えなくなってしまった最もな理由、それは恐怖なのだ。
他人を傷つけてしまう恐れから無意識の内に魔力を封じてしまいそのせいで殆どの能力が使えなくなってしまった。
今では飛ぶ事すら出来ない。
「ま、折角の日曜日なんだ。此処は子供らしくスポーツでもして勝敗を決めたらどうだ?」
甲児がそんな事を言い出す。今日は天下御免の日曜日である。即ち学校は皆休みとなっているのだ。
その日、ヴィータは相変わらず家でなのはとじゃれあっており、ザフィーラは犬の姿となり不審者から警戒を怠らない。
光太郎はツーリングに出ておりシャマルは自宅の掃除をしつつはやての身の回りの手伝いをしている。そしてシグナムは何故か例の書を持ち外出していた。
理由を聞いたのだが「すぐ戻る」の一点張りで真相を明かしてはくれなかったので大して気にしてない。
「って、お前まだ激しい運動できなかったけ」
「えっと…ちょっとだけなら…」
守護騎士達は知らないだろうがなのははつい半年前には重症を負い生死の境を彷徨っていたのだ。今では大分回復しては居るが決して完治した訳ではない。
魔力を使って回復すれば早いのだが、生憎魔力も激減している状態では治癒力も落ちてる状態だ。無理出来る状態ではない。
途端に暗い空気になってきたと察しなのはは咄嗟に話題を変える為に言葉を発した。
「そう言えば、あの時甲児さん達を助けてくれたあのロボットって、一体何だったんだろう?」
「さぁなぁ、いきなり出てきていきなり消えちまったしなぁ」
「……」
甲児は無言のまま思い出していた。それは前回の戦闘が終わった後の事である。
***
戦闘が終わった後、甲児は宇門博士の居る管制室に来ていた。其処で聞かされたのは思いもしない事であった。
「甲児君、今から言う事は決して嘘ではない。あのロボット…グレンダイザーは私が作ったロボットじゃないんだ」
「何ですって! それじゃあれはまさか…」
「そうだ、あれは地球から遠く離れた【フリード星】で作られたスーパーロボットなんだ。大介」
宇門博士が呼ぶ。すると管制室に入ってきたのはパイロットスーツに身を包んだ大介であった。
「大介さん! まさかあんたは…」
「甲児君、出来れば巻き込みたくなかった。だが、こうなった以上手を貸して欲しい」
「どう言うことだよ?」
「今日襲ってきた連中はベガ星連合軍と言い、あらゆる星ぼしを侵略する悪魔の様な集団だ。そして、奴等は僕の母星であるフリード星を滅ぼした」
大介が拳を硬く握り締めて言う。其処には憎しみの念が篭っていた。
「奴等の次の狙いはこの地球。だけど僕はそれを許さない! だけど僕一人じゃ奴等を殲滅できない。
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