第49話 飛べ!グレンダイザー
[3/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
***
時は少しだけ遡る。その日も空は快晴、絶好の洗濯日和であった。
そして、此処八神家でも皆揃って洗濯をしている。皆自分の下着や上着、それにタオルや布団カバーなどを洗って干している。
この天気なら数時間で乾くだろう。お日様様様であった。
そんな時、とても慌てた形相でシャマルが駆けて来た。
「は、はやてちゃん大変よ! 空の上に変なのが飛んでるのよ!」
「変なの?」
首を傾げながらはやては空を見上げる。其処には確かに一基の円盤が飛んでいた。やがて円盤は高度を落とし、地面に着地した。
「あそこって…私の家だ!」
「何! それじゃもしかして…なのはちゃんを狙って…」
「あれが以前高町の言っていた異星人とか言う奴等なのか?」
途端に全員に緊張が走る。もしそうだとしたら此処八神家にも来るかも知れない。
そうなればなのはだけじゃなくはやても危ない。
「二人はすぐ家の中に隠れて!」
「シャマル。クラールヴィントで奴が上空に来たら地上に降ろせ! 出てきた所を私のレヴァンティンで叩き切る!」
「分かったわ、でも気をつけてね!」
各自持ち場についた。なのはとはやての二人は家の中に隠し、一同が庭で陣取る。丁度其処へ円盤が低空飛行で飛んできた。
「今だ、シャマル!」
「えぇ!」
直ちにシャマルが手から細い糸を放ち円盤の動きを止める。そのまま地面へと不時着させる。
一同に緊張が走った。あの円盤にはどんな武器が内臓されているか分からないのだ。
と、円盤のハッチが開くと中から青い服を着て赤いフルフェイスヘルメットを被った男性が現れた。顔立ちが見えないので地球人と判別出来ない。其処へシグナムが飛び掛りレヴァンティンを取り出す。
***
時間は最初の頃に戻る。甲児目掛けて飛んでくるレヴァンティン。
「危ねぇっ!」
咄嗟にそれを白歯取りで受け止める甲児。だが、それは二段構えの攻撃であった。
「くたばりやがれ異星人!」
「なにぃ!」
今度は横からヴィータが自身のデバイス【グラーフアイゼン】を振るって襲い掛かってきた。咄嗟にそれをかわして円盤から逃げる甲児。
庭に降り立った後其処で待っていたのはザフィーラのヘッドロックであった。
「捕えたぞ!」
「んぎゃぁぁぁぁ! 何すんだ離せテメェ!」
「往生際が悪いぞ異星人! 主をどうするつもりだ? 事と次第によっては…」
目の前でシグナムの目が据わっている。かなり不味い状況だと言う事は理解出来た。
「た、タンマタンマ! 俺異星人じゃねぇよ。列記とした地球人だって!」
「嘘付け、主から聞いたぞ。あれはUFOと言って異星人が乗る円盤と言う者
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ