番外 リオINフロニャルド編 その2 箱庭滞在
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「まあ、それも一つの選択肢。あんまりお勧めはしないけど」
そんな恋愛の形もあるのか。
やば、お話しを聞いていたら結構な時間お風呂に居たことに。
ヴィヴィオ達はとっくにあがってるよぉ、のぼせる前にあがらなきゃ。
バシッ
バスッ
ガッ
念を使ったアオお兄ちゃんとの組み手。
あたしの全力での攻撃を受け止めてくれる事なんて今まで無かったから、とても楽しい。
この時間がいつまでも続いて欲しいと望むほどに。
「うん、まぁこんなものでしょう。続きはまた今度だね」
「はぁ、はぁ、はぁ…ありがとう…ございました」
「うん。昼飯食べたらミッドチルダに送るから」
そっか、いつまでもここには居られないものね。
「あ、あの…またここ(フロニャルド)へは来られるんですか?」
次元航行艦や個人転送魔法でならこられる…よね?
「次元世界には横の広がりじゃなくて縦にも積み重なっているんだけど…管理局じゃまだ知られてないよね」
「そうなんですか?」
「フロニャルドとミッドチルダは階層が異なる。だからリオの力だけじゃここに来る事は出来ないよ」
「そうですか…」
その言葉にあたしは表情を歪めた。
「まあ、会いたかったら俺がリオを召喚んであげるから、会おうと思えば会えるよ。」
「それじゃ、夏休みにっ!絶対っ!召喚んでくださいよ」
「はいはい。それまでのヴィヴィオ達の念の修行はリオがみてやってね。纏、練、絶の三つは教えたし、まずはこの三つを完璧に習得してもらわないと次に行けないから」
「はいっ!任せてください」
「俺からもヴィヴィオ達には釘をさしておくけれど、ねだられても他の事を教えてはいけないよ?」
「だいじょうぶですっ!」
「そっか、それは頼もしい」
むー。
それから皆で昼食を食べて、この箱庭の世界から出る。
ここを出たらミッドチルダまで送ってもらって、このフロニャルドでの滞在は本当に終わり。
最初は不安も大きかったけれど、新しい知り合いが出来て、思いっきり体を動かせる戦と言われる行事があって、そして何よりアオお兄ちゃん達に再会できたフロニャルドと言う世界。
あたしはこの世界がとっても、とっても大好きになりました。
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