番外 リオINフロニャルド編 その2 箱庭滞在
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ラートと言います。よろしくね」
「なのはママ?だよね」
「ええ!?」
コロナが驚いている。
問いかけたヴィヴィオだが確証は持ててないのだろう。
「うーん。ヴィヴィオの知ってるわたしとは別人だと思うから、なのはさんって呼んで」
「なのは…さん?」
「うん」
「なのはお姉ちゃんですか!?」
あたしは目の前の彼女の優しい桃色のオーラを感じ取ってたずねた。
「うん。えっと、アオさんが言うには4年ぶりらしいけれど、本当に久しぶりだね」
「っ!はいっ!」
この彼女はあのなのはお姉ちゃんだ。
「どういう事か分からないのですが…いったいどういう事ですか?」
「まぁ、それは後で。今はアオさん達が呼んでいるから付いてきて欲しいんだけど」
アインハルトさんの疑問をスルーして来訪の目的を告げるなのはさん。
「あ、はい。分かりました」
なのはさんに付いて行く事十数分。
どうやら会議室のような所に招かれたあたし達は手前の椅子を勧められた。
案内したなのはお姉ちゃんは部屋の端へと向かった。
目の前にはミルヒオーレさん、レオ閣下、アオお兄ちゃんが座っている。
「まずは紹介を」
そう切り出したのはミルヒオーレさんだ。
「こちらはフリーリア王国の王子、アイオリア・ドライアプリコット・フリーリア殿下です」
「よろしく」
「そしてこちらが…」
続いたあたし達の紹介。
名前と、異世界から来てしまって帰還の方法が見つからないと言う事情。
「そういう訳で、異世界転移方法があると言われる貴国に戦の申し込みを行ったのです」
「なるほどねぇ」
アオお兄ちゃんは紅茶を一口飲んでからなにやら思案している。
「戦はうちの勝ちだから、異世界転移の方法は教えられない」
「ですよね…」
しょんぼりするミルヒオーレさん。
コロナやアインハルトさんも表情をゆがめる。
「じゃから、そこを何とかと申しておるっ!」
レオ閣下が激昂する。
「教えられないがっ!」
大声をあげて威嚇したレオ閣下に対抗するように声を荒げるアオお兄ちゃん。
「俺たちが彼女達を帰してあげる分には構うまい」
「は?」
「え?」
ミルヒオーレさんとレオ閣下は鳩が豆鉄砲を食らったかのような表情だ。
「じゃったら最初からそう申せばよいのだっ!」
再度声を荒げたレオ閣下。
「帰れるの?」
そうつぶやいたのはコロナ。
「ミッドチルダにはすぐにでも帰してあげられるよ。…ただ、ロストロギアが関連しているとなると、時空間移動である可能性もある」
「そうなんですか?その場合は帰れないことも有
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