番外 リオINフロニャルド編 その2 箱庭滞在
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学校から帰り、近くの公園に四人で集まるのが最近の日課になっている。
「コロナ、オーラが揺らいでるよ」
纏が揺らいだコロナを注意する。
「うっ…はーーい」
「アインハルトさんやヴィヴィオはきれいにオーラが纏えるようになったね」
「本当?」
「本当ですか」
「うん。だから、コロナも頑張らないと置いてきぼりを食らうことになるよ」
「そっ!それはやだっ!」
なんであたしが三人の念の修行を見ているのかといえば、それはあのフロニャルドでの滞在が切欠だった。
…
…
…
用事があるからと退出したアオさんと入れ替わりにヴィヴィオ達3人が入室してきた。
「リオ、大丈夫なの?」
ヴィヴィオがベッドの淵に手を突いて乗り出しながら問いかけた。
「大丈夫。ちょっとだるいけど、外傷は無いから」
オーラの使いすぎで少しだるいだけだ。
「よかったぁ」
「はい、心配しました」
コロナとアインハルトさんも心配してくれていたみたい。
「そう言えば戦ってどうなったの?どっちが勝った?」
あたしの質問に表情を曇らせる3人。
「兵士同士の戦いは互角だったのですが、舞台にいた3人が桁違いでした」
アインハルトさんがショックを隠しきれない表情で答えた。
「レオンミシェリ殿下、ダルキアン卿、ユキカゼさんは善戦してらしたのですが一歩及ばず。ガウル殿下、エクレールさん、ゴドウィン将軍では手も足もでずといった感じで…こちらの将がやられた後、舞台から乗り出した彼らを止める事はできず…」
負けちゃったか…
「ヴィヴィオたちは良いじゃないっ!舞台までたどり着けたんだから。わたしなんて一般兵にやられちゃったよぉ」
ああ…多勢に無勢で囲まれて撃破されちゃったのかコロナは。
「そうなんだけどね…ただ、相手がやっぱり強かったよぉ。それになんか手加減してくれたみたいだけど、なんかそれでもレベルが違ったみたいだし…相手もなんかわたしじゃないわたしを基準にしてたみたいで、っあーーっ!て事はわたしが弱いって事!?」
何を言ってるのか分からないよヴィヴィオ。
「ヴィヴィオさんはまだいいです…私の相手は手加減なんてしてくれなかったので、最初の一撃でノックアウトでした…」
あー、アオさんほどの実力者が他の舞台にもいたのならそうなるかな?
でもいったい誰だろう?
「相手はいったい誰だったの?」
「それは、わたしなのでしたっ!」
あたしの問いかけに答えたのはあたらしく部屋に入ってきた、猫耳猫尻尾の一人の少女だった。
ばっと一斉に振り向くあたし達。
「リオは久しぶりになるのかな。その他の皆にははじめまして。ナノハ・ジェ
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