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スーパーヒーロー戦記
第47話 剣聖ビルゲニア
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下さい。そうすれば封印が可能です】
「分かった!」

 頷き、ライダーブラックはベルトを光り輝かせる。体全身にパワーが湧き上がっていく。そのまま空高くへと飛翔し、怪物目掛けてレイジングハートを握った拳を叩き付ける。閃光が拳を包み込み、そのまま怪物を殴り倒した。
 怪物はそのまま放物線を描き吹き飛ぶ。その後怪物は閃光に包まれていく。閃光が晴れると其処に居たのは一匹の子犬と青く輝く宝玉であった。

「こ、これが化け物の正体……」
「それに、これは…ジュエルシード!」

 なのはとライダーブラックの前にあったのは青い宝玉であった。それは今から半年前に全て集めた筈のジュエルシードであった。しかしおかしい。それは本来其処にない筈だ。
 何故ならジュエルシードの全てはPT事件の際に全て粉砕された為もうこの世に有る筈が無い代物なのだ。それが一体何故。
 そう思っていた時、目の前のジュエルシードが突如砂となり崩れ去ってしまった。

「消えた!」
「もしかして…偽者?」
【フハハハハハハッ!】

 突如、何処からか笑い声が響いてきた。二人は回りを見る。声の主は何処かに居る筈だ。
 刹那、赤い光が猛スピードで迫ってきた。咄嗟にかわす二人。光は地面に落ちると爆発し、その中から一人の鎧を身に纏った男が現れる。

「お前は何者だ!?」
「私はゴルゴムの剣聖ビルゲニア! ブラックサン。キサマに勝負を挑む!」

 剣を構えてビルゲニアが言う。その剣は先ほど博物館に収められていた剣と盾であった。

「光太郎さん…」
「逃がしてくれそうにない…これは返すよ」

 盛っていたレイジングハートを返し、ライダーブラックは構える。

「世紀王の力、見せてみろ!」
「行くぞ! ビルゲニア」

 飛翔し、閃光を纏ったキックを放つ。

「そんな物効きはしない!」

 そのキックを盾で受け流しライダーブラックを地面に押し倒す。

「何、ライダーキックが効かない!」
「どうした? それで終わりか?」

 ライダーブラック目掛けて剣を振り下ろす。それをかわし、今度は閃光を纏った拳を放つ。やはりそれも盾に防がれてしまう。

「か、硬い…何て強度なんだ!」
「お遊びは終わりだ。ビルセイバー・ダークストーム!」

 ビルゲニアの持っていた剣、ビルセイバーを目の前で高速で回転させる。其処から放たれるエネルギーを纏った風がライダーブラックの体を切り裂いていく。

「ぐわぁぁっ!」
「光太郎さん!」

 ダークストームを体全身に浴びたライダーブラックは立ち上がれず地面に倒れ付す。其処に迫るビルゲニア。

「くっ、トドメを刺す気か?」
「クククッ…ハハハハハッ! 安心しろ。命までは取らん」
「何?」

 動けな
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