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自由の灯り
第一話
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そ!たあ・・痛い!痛い!」

少年が剣を真上に上げそのまま振り下ろそうとするが魔物が少年のお腹に頭突きをしてきて少年はバランスを崩し地面に倒れこんでしまうと魔物は追い討ちをかけるように少年の背中で飛び跳ねる。

「痛い!うう!やめて!」














30分後





「ごめんなさい・・・無理でした」

ボロボロになった少年をカノンノは心配そうに見つめた。

「大丈夫?君、戦ったことは?」
「無いです」
「あの魔物はオタオタって呼ばれていて子供でも時間がかかるけど倒せるんだけど」

カノンノは説明しながら両手を少年にあてると少年の体を優しい光が包み込みみるみる傷を癒していく。

「すごい・・もう痛くない」
「今のはファーストエイドっていう術なんだ、待ってて時間かかっちゃうけど私が倒してくるから」

カノンノは少年を後ろに下げオタオタに近づき腰から一つの両手剣を取り出すと少年は驚きながらカノンノと両手剣を見た。

「よし・・行こう!たあ!」

カノンノは素早く剣を振るうとオタオタはそれをかわしてカノンノから距離を取ろうとするが

「させないよ!空蓮華!!」

カノンノが素早く剣を地面に突き刺し三回オタオタを蹴りつけた後、地面から剣を抜きそのままオタオタを斬りつける。

「止めの、獅子戦吼!!!」

今度はオタオタに膝蹴りをすると獅子の闘気が現れオタオタを吹き飛ばしオタオタは力尽きそのまま消滅する。
カノンノは呼吸を整えるとそのまま少年のもとに駆け寄る。

「さあ、行こ!」
「う・・・うん」

少年はカノンノに促されそのままルバーブ連山を再び降り始めた。
歩きながら少年はカノンノに質問してみた。

「カノンノは何であんなに闘い慣れてるの?」
「私はギルドに所属しててよく稽古してるんだ」
「そうなんだ」
「・・・あちゃ~また道を塞がれちゃってる」

カノンノの先にはまたしてもオタオタが道を塞いでいた。

「今度こそ僕が倒すよ」
「大丈夫?危なくなったらすぐ逃げてね、また私が倒してあげるから」
「大丈夫!さっきの見たし!」

少年は自信満々にオタオタに近づくとカノンノはいつでも助けられるようスタンバイしている。

「(さっきカノンノがやったのは)空蓮華!!」
「え!?」

カノンノは驚きの声を上げると、なんと少年は先ほどカノンノが使用した空蓮華をカノンノと同じように使った。

「(よし!行ける!)獅子戦吼!!!」

またしてもカノンノの技を使いオタオタはすぐに撃沈した。

「やったー!真似したらできた!」
「すごい・・・」

カノンノが唖然としていると少年がカノンノの腕を引っ張りカノン
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