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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十話 ティターンズ強襲
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御主に礼を述べるのだからな」
「何が言いたい」
「普通はあそこでスルーするからな」
「ケルナグール、貴殿とあの少年を一緒にするな」
「無論一緒にはせんわ。そもそもだ」
ケルナグールも話に入ってきた。三人でそれぞれ言い合う。
「御主も最近パターンを考えてみよ」
「様式美だ」
しかしこう言って聞こうとはしない。
「私には私の流儀があるのだ。干渉しないでもらいたい」
「別に干渉はせんがな」
カットナルは言う。
「しかしもう少しバリエーションが豊富でもいいのではないのか」
「全くだ」
そんな話をしながら三人も戦いに向かっていた。既にティターンズのモビルスーツと激しい戦いに入っている。
「そら、左だ!」
ケルナグールが叫ぶ。
「左に火力を集中させよ!旋回しながらだ!」
作戦指揮自体はまともである。彼等もまた真面目に戦っていた。
アンナマリーはザビーネと戦っている。ダギ=イルスでザビーネのベルガ=ギロスに攻撃を浴びせる。
「これで!」
「何のっ!」
ビームサーベルを自身のビームサーベルで受け止めた。
「まだまだ甘いな!」
「くっ!」
「しかしだ」
だがザビーネは言う。
「アンナマリー=ブルージュ、変わったな」
「もう貴方のことは考えなくなったから」
アンナマリーはそうザビーネに返す。
「それだけよ」
「それだけか」
「ええ」
また答える。
「今の私の居場所はロンド=ベル」
そのうえでまた言う。
「貴方のところでもクロスボーン=バンガードでもない!」
「私の今の居場所はティターンズ」
ザビーネはそれに応える形で述べる。
「ならばそのティターンズの為に戦ってみせる!」
「そう、それなら!」
「容赦はしないぞ」
彼はアンナマリーを見据えていた。
「いいな」
「こちらこそ!」
二人は死闘に入った。その周りでも激しい戦いが行われティターンズはドレルとガディが実質的な指揮にあたっていた。
「ええい、何をしておるか!」
ジャマイカンはその中で一人喚いていた。
「数はこちらの方が上なのだぞ!それで何故勝てぬ!」
「まとまって動け!」
ドレルはジャマイカンの言葉を遮るようにして指示を出していた。
「敵の質はこちらより遥かに上だ!それを忘れるな!」
「はい!」
「ちっ」
ガディはその中で一人舌打ちしていた。
「将の質が違い過ぎるか」
ジャマイカンとロンド=ベルの指揮官達を見ての言葉であった。
「太陽とすっぽんだな」
「すっぽんですか」
「そうだ。今回も負けだ」
彼はそれをもう見抜いていた。
「後はどれだけ損害を少なくするかだけだ」
「ですが艦長」
部下達がガディに言う。
「もうすぐザンネックが攻撃を仕掛けます」
「ザンネックキャノンならばアクシズにもダメージを」
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