第百五十話 ティターンズ強襲
[6/15]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
しかしステラは言う。
「息はある」
「ナタルさんも容赦ねえな」
「つうかあいつが悪い」
スティングとアウルの言葉は容赦がない。
「毎度毎度」
「よく自爆するな、確かに」
「全くだぜ。まあいいさ」
アウルは言った。
「生きてるんならな」
「そうだな。それじゃあ」
「飲みなおすぜ、スティング」
「ああ」
彼等はまた飲みだした。宴はそのまま続き気付けば皆その場に雑魚寝になっていた。ナタルに拳を浴びたシンは当のナタルがいなくなった後も飲み続けその場に崩れ落ちていた。ふと目を覚ますと毛布の中にトランクス一枚でいた。そしてその左右には。
白いブラとショーツのステラが左にいる。右にはピンクのブラとショーツのフレイがいた。
「・・・・・・おい」
シンはフレイが隣にいるのに気付いて声をあげた。
「これは一体どういうことなんだよ?」
「んっ!?」
その声にフレイも目を覚ます。目を覚ますと頭に激痛が走る。
「痛つつ・・・・・・」
「おい、フレイ」
そんな彼女にシンがまた声をかける。
「どうして御前がここにいるんだよ」
「えっ!?どうしてって」
さしものフレイもいつもの元気はない。二日酔いで弱っているのだ。
「何で私こんな格好であんたの横で寝てるの?」
「それは俺が聞きたいよ」
「しかも腕枕で」
気付けばそうなっていた。シンは二人を抱え込む形になって寝ていたのだ。
「どういうことよ」
「ステラは・・・・・・寝てるか」
シンはステラを見て気付いた。
「わからない。しかしな」
「しかし?」
「すぐに離れた方がいいだろ」
「それはそうね」
痛む頭でその言葉に頷く。
「すぐにも」
「何が何なのか今だにわからないけれどな」
彼は言う。
「しかし。相変わらず頭が痛いていうか」
シンも頭を押さえる。彼も二日酔いだった。
「とにかくいらん誤解受けるからな」
「ええ」
「しかし、フレイ」
シンはここで自分の横にいるフレイの身体を見た。
「御前プロポーションいいんだな」
「ありがと。ただ」
「ただ?」
「何もなかったわよね」
フレイはそれを気にしていた。
「私達何も」
「俺も御前も下着は着けてるぞ」
シンはこう答えてきた。
「だからな」
「だといいけれどね」
フレイはそれに応えて言う。
「とにかく。変な誤解を受けるから」
「今更って気もするけれどな」
シンはここで周りを見た。見れば皆銘々滅茶苦茶な格好で酔い潰れている。さながら陸上戦の後のようである。カガリなぞはブラを半分はだけさせてソファーの背もたれのところで海老反りになって寝ている。
「まあとにかく離れてな」
「わかったわ」
フレイはそれを受けてそっと身を離す。そして側にある服を着た。
「これでね」
「ああ」
「とにか
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ