第百五十話 ティターンズ強襲
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外見だけれどね」
「凄いなんてものじゃないわね」
エマが絶句していた。
「これって」
「今度から彼等もロンド=ベルに参加しますので」
「また凄いメンバーの参加ね」
カナンも言葉もない。フィリスの言葉に唖然としている。
「それはまた」
「だがそれでもいい」
しかしクインシィはそれを受け入れてきた。
「メンバーは多い方が面白いからな」
「そうだな」
それにシラーも同意する。
「ここまで来ればな」
「まあ俺も賑やかな方がいいぜ」
「ジョナサンも変わったな」
彼の言葉を聞いて勇は言う。
「丸くなったよ」
「そうか。俺はそんなつもりがないがな」
バーボンを片手に言葉を返す。
「けれど変わったかもな」
「それならそれでいい。しかし」
勇はここで周りを見回す。
「皆大分飲んでるな」
「そう?」
ヒメはどちらかというと食べている。
「そうは思わないけれど」
「そういえば」
ふとヒギンズは気付いた。
「タケル達はいないな」
「あいつはこういうとこにはあまり来んやろ」
十三が答える。
「ナイーブでごわす」
「無理強いはしないのがこういう場で大切なことです」
大作と小介も述べる。
「けれど」
しかしめぐみは不満そうな顔をしていた。
「皆いないのはあれね」
「仕方ない」
だが一平はそう返す。
「あいつもあいつで思うところがあるからな」
「俺達は俺達。そういうことだな」
健一は達観したものを持っていた。しかし日吉は少し違っていた。
「けれど。寂しいな」
「仕方ないでごわす」
しかしそれを大次郎が宥める。彼等は彼等で集まっていた。
「こればかりは」
「後で差し入れでもしてやるか」
サンシローは彼を気遣って言った。
「ここはな」
「それがいいな」
リーがそれに賛成して頷いてきた、
「そうですね。ここはオーソドックスに」
「じゃあ俺が」
ブンタとヤマガタケも述べる。彼等も彼等なりに気遣っていた。
「いや、御前は止めておけ」
「何でだよ、ピート」
「ここはあれだ」
ピートは笑って言う。
「年配者に任せよう」
「じゃあナタルさんなんか・・・・・・ぐわあっ!」
「おっと、済まない」
ナタルの左ストレートがシンの顔を直撃した。
「あの光の戦士の変身ポーズの練習をしていた。つい前を見忘れていた」
「あがが・・・・・・」
「絶対嘘だな」
キースはそれを聞いて呟く。
「あの拳は」
「しかしシンもなあ」
ボーマンは仰向けに倒れているシンを見て言う。
「いつもいつも口が滑るからなあ」
「生きてるか?」
スティングはシンを見ていた。
「あのストレートは聞いただろ」
「瞳孔開いてるぜ」
アウルが応えてきた。
「これは」
「死んだかな」
「シン、生きてる」
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