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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十話 ティターンズ強襲
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のであった。
「どうしてここにあるんだ?」
「あれですか」
「そうだよ。気付いたらあるんだけれどよ」
「あれ俺が集めたんですよ」
そこにバーニィがやって来て述べた。
「御前がか」
「はい、アクシズで手に入れまして」
「ザクはわかるけれどよ」
アストナージは後の二つも見ていた。
「ガンタンクなんて今頃よくあったな」
「ええ、おかげで驚きましたよ」
バーニィはにこにこと笑いながら述べてきた。
「ザクタンクだって。凄いですよね」
「あれっ、懐かしいね」
そこにハヤトがやって来て言う。
「ガンタンクじゃないか」
「はい、アクシズにあったんで」
バーニィは彼にも声をかける。
「それで貰ったんです」
「これ動かすのが大変だったんだよ」
「そうなんですか」
「だってあれだろ」
彼は言葉を続ける。
「下がキャタピラだからさ。やっぱり」
「それがいいんですよ」
だがバーニィはそう主張する。
「あのアンバランスさが」
「そうかもな」
アストナージもそれに同意して頷く。
「確かに発想は面白いよな」
「でしょ?だから」
「しかしだ」
だがアストナージはここで釘を差してきた。
「まさかこれで戦場に出ないよな」
「駄目ですか?」
「幾ら何でも無理だぞ」
そうバーニィに言う。
「ガンタンクじゃティターンズを相手にするのはな」
「ですか」
「御前はザクVに乗ってろ」
こう言い返す。
「ザクが好きなんだろ?」
「ええ、まあ」
これは変わらない。バーニィにとってザクは絶対のものなのだから。
「じゃあいいじゃないか、それで」
「旧ザクやクワトロ大尉のザクとかは」
「本当に好きなんだな」
ハヤトもそれを聞いて目を丸くさせる。
「いや、感心したよ」
「有り難うございます」
「ハヤトさん、甘やかさないで下さいよ」
しかしアストナージがここでまた言う。
「こいつは単なるマニアなんですから」
「マニアでもそこまで情熱を入れているのはいいよ」
それでもハヤトはバーニィを肯定する。
「いや、本当に」
「ですかね」
「とにかくアストナージさん」
バーニィは言う。
「ザクVの整備は是非協力させて下さいね」
「ああ、それはな」
彼としても願ったりな話であった。断る理由はない。
「頼むぜ」
「はいっ」
こうして整備は進められていく。ロンド=ベルはいよいよティターンズとの最後の戦いに向かおうとしていた。

第百五十話完

2007・3・11



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