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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十話 ティターンズ強襲
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「また会おう」
「下がるというのか」
「そうだ、決着は必ずつける」
彼は言う。
「それまで預けておく」
そう言って戦場を去る。モビルスーツ部隊はそのザビーネとドレルの指揮の下戦場を離脱する。ファラも部下達に連れられる形で戦場を離脱しようとしていた。
「覚えておくんだね、坊や」
ウッソに対して言葉をかける。
「今度会った時こそその首貰うよ」
最後にこう言い残して。彼女も戦場を離脱するのであった。
ロンド=ベルはアクシズを守り抜いた。これで次の作戦に移ることが可能になった。
「メール=シュトローム作戦だ」
シナプスは戦いを終えて集まった面々に対して告げる。
「ゼダンの門攻略作戦の名称が決まった」
「メール=シュトロームですか」
カミーユがその言葉を復唱する。
「つまり」
「宇宙の渦」
クワトロも言う。
「そこで戦いか」
「そうだ」
ブライトは彼に頷く。
「ゼダンの門に攻撃を浴びせる。グリプスの宇宙の渦での戦いとなるからだ」
「わかった。それでは」
「うむ。すぐに作戦準備に取り掛かる」
「ゼダンの門か」
それを聞いてハマーンが考える顔を見せてきた。
「どうしたの、ハマーン」
「うむ、少し考えるところがある」
ハマーンはそうマリューに返したうえで述べてきた。
「ゼダンの門は堅固だ。あれはかつてのア=バオア=クーだ」
「ああ」
これはあまりにも有名であった。ティターンズはサイドスリーであるジオン共和国と友好関係にある。このことからティターンズの正体はジオンであるとさえ言われている程である。ティターンズは彼等からア=バオア=クーを譲り受けそれをグリプスに移転させてルナツーと共に一大軍事拠点としているのである。地球を追われたティターンズが今まで強大な軍事力を持っていたのは木星の資源とこのゼダンによるものだったのだ。
「あれを破壊するのに一つ考えがある」
「考えが」
「そうだ。アクシズをぶつける」
ハマーンは言った。
「要はあれを無力化させればいいのだろう。どうだ?」
「いや、残念だけれどそれは無理なんだ」
しかしここでユウナが言ってきた。
「何故だ?」
「あれは攻略した後で連邦の軍事基地にするつもりなんだ」
彼はそうハマーンに述べてきた。
「それでね。破壊するのはちょっとね」
「そうなのか」
「アイディアとしては面白いけれどね。それで」
「わかった」
そういう理由であれば仕方がない。ハマーンも納得した。
「仕方ないな。それでは」
「うん」
「ではこのまま戦力をゼダンに向けるのですね」
「そうなるわね」
マリューにタリアが答えた。
「また洒落にならない戦いになるな」
そう語るフォッカーの顔は案外明るい。
「武器はたんまりと欲しいものだな」
「既にアクシズに多量の
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