第百四十九話 コロニーレーザー
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「けれど。だから」
「そう。そこにいるのね」
「因果なものね。こうしてまた敵味方になって」
「仕方ないわ。けれど」
そのうえでエマはレコアに言う。
「遠慮はしないわ。これは戦いだから」
「ええ、こっちもよ」
レコアも彼女に言葉を返す。
「行くわよ」
パラス=アテネの大型ミサイルを放つ。エマはそれをビームライフルで撃ち落とす。
「さあ、行くわよ!」
二人の戦いがはじまる。その横ではカツとサラが戦っていた。
「サラ、まだ君は!」
カツはサラに攻撃を仕掛ける。しかしそれはサラに何なくかわされた。
「ビームライフルなら!」
「かわせるっていうのか!」
「見えるわ」
サラはそうカツに返す。
「だから!」
反撃を仕掛ける。今度はカツがかわした。
「僕にだって見える!」
そのうえで言葉も返す。
「だから君にも!」
「勝てるっていうの!?」
「そうだ!これで!」
今度はインコムを放つ。それでサラの動きを止めようとする。
「やらせない!」
「それはこっちが!」
サラはそのインコムから放たれるビームを放つ。ファンネルに匹敵する攻撃だったがかわしたのだ。
「言う言葉よ!」
「サラ!君もティターンズのことはわかっているんじゃないのかい!」
攻撃をかわされたカツは咄嗟にサラに問うた。
「それなのにどうして!」
「それでもよ!」
サラはそう返す。
「私はパプテマス様の側にいるわ!何があってもね!」
「君は騙されている!」
そうサラに言う。
「早く目を覚ますんだ!」
「目を覚ましてはいるわ」
これがサラの返答であった。
「パプテマス様は私を騙してはいないわ!だから!」
「くっ、どうしてわからないんだ!」
「わかっていないのは貴方よ!」
またカツに攻撃を仕掛ける。
「一方的な見方ばかりで!」
「それは君の方だ!」
カツはそれはわからなかった。
「どうして!そこまで!」
「男にはわからないわ!」
今度はこう述べる。
「女のことはね!」
ニュータイプやそうした問題ではなかった。二人は今男と女、相反するものを見て言い合っていた。それはコロニーの前でも同じであった。
ウッソとカテジナがそこで戦っていた。カテジナは執拗なまでにウッソに攻撃を浴びせる。
「ここで!本当に!」
「カテジナさん!このコロニーレーザーが何に使われるのかわかってるんですか!」
ウッソはカテジナにそう問う。
「わかっているなら!」
「面白いじゃない」
しかしカテジナはウッソに対して凄みのある笑みで応えてきた。
「えっ」
「コロニーで宇宙の人の命を全て握る。いいことだわ」
「馬鹿な、そんなことをしたら」
「世界は汚れきっているわ、ウッソ」
カテジナはそう彼に告げる。
「それはわかるでしょう?今まで
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