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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百四十八話 サイレント=ボイス
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は何故か言い返せない。ここでジュドーも反撃に移ってきた。
ダブルビームライフルを放つ。ハマーンはそれをかわして体勢を立て直す。
「その証拠に!詰まらないものにばかりしがみついている!」
「詰まらないだと」
「そうじゃないか!ニュータイプだってそうだ!」
ジュドーは今度はミサイルを放つ。キュベレイのファンネルがそれに向かう。
「普通の人間と変わらないんだ!そんなもんなんだよ!」
「知った口を!」
ミサイルを撃ち落としながら言い返す。
「何処まで小賢しい!」
「俺は見たんだよ!ロンド=ベルでな!」
しかしジュドーの言葉には根拠があった。
「だから全部わかるんだ!ハマーン!あんたは何も見ようとしていないだけだ!目を見開くんだ!」
「見開く」
一瞬だがハマーンの動きが止まった。
「私がか」
「そうさ!見るんだ!」
ジュドーはまた言う。
「よくな!全てを!」
「私は見ている!」
それでもハマーンはまた否定してきた。今度はキュベレイの腕からビームを放つ。
「全てをな!今を!」
「なら俺の動きも見えるんだな!」
「当然だ!」
ハマーンは言う。
「貴様の動きなぞ・・・・・・むっ!?」
しかしそれは違った。ジュドーの姿が目の前から消え去った。
「何処だ、何処に消えた」
「ほら、見えていないじゃないか」
ジュドーの声だけが聞こえた。彼は心に直接語り掛けてきていたのだ。
「結局あんたは何もわかっちゃいないんだ」
「くっ・・・・・・」
「見るんだ、ハマーン」
ジュドーは彼女にさらに語り掛ける。
「あんたの本当の心。あんたは一体何が欲しいんだ?」
「私の心か」
「ザビ家の復興なんて本当は望んじゃいないんだろう?」
ハマーンの心に直接問う。
「そうなんだろう?」
「わかっているのだったな」
ジュドーのその言葉にすっと笑みを浮かべる。
「やはり」
「わかるさ、あんたは素直だから」
「素直、か」
「あんたの心は捻れているだけなんだ。それさえ戻れば」
「では聞こう、ジュドー」
彼に問うてきた。
「御前は私が欲しいのだと思っている?」
「側に誰かいて欲しいんだろ?」
ジュドーは優しい声で答えてきた。
「そうじゃないのかい?」
「誰かか」
その声に微笑む。
「そうなのかもな、確かに」
「ミネバだってそうなんだろ?」
ジュドーはまたミネバについて問うた。
「側にいて欲しいから」
「ミネバ様は私にとっては主であると共にかけがえのない方だ」
自分でもそれを認める。
「娘、いや友人だ」
「そうか、やっぱりな」
「だからだ。しかし」
ここでまた述べる。
「今の私では」
「いや、ハマーン」
ここでミネバの声がした。
「!?まさか」
「聞こえている」
ミネバが現われた。ハマー
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