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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百四十六話 キモノオモイデニサヨナラ
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                第百四十六話 キモノオモイデニサヨナラ
コロニーに拠点を置くハマーン。そこでデラーズ=フリートの月での戦いの結末を聞いていた。
「そうか、死んだか」
「はい」
報告するランス=ギーレンとニー=ギーレンが答える。
「デラーズ中将もガトー少佐も」
「立派な最後だったのだろうな」
「ええ」
二人はハマーンの言葉に応える。
「その通りです」
「最後まで戦場に立たれていたそうです」
「それは何よりだ。しかし」
ハマーンはここで言葉に険を作ってきた。
「かなりの数がここに戻っていないな」
「アクシズに向かう者も多いです」
「やはりな」
二人の言葉を聞いて述べる。
「グレミーめ、動くぞ」
「それでは」
「そうだ、こちらも戦闘態勢を整えよ」
ハマーンは言う。
「よいな、アクシズを攻めグレミーを倒す」
「わかりました」
「ミネバ様に逆らう者は許すわけにはいかぬ」
「ところでハマーン様」
「どうした?」
ランスの言葉に顔を向ける。
「グレミー=トトはギレン=ザビの子を自称していますが」
「それか」
「はい。それは偽りではないかと」
「いや、それは違う」
しかしハマーンはランスの言葉を否定してきた。
「違うのですか」
「そうだ。あの男はギレン閣下の血を引いているのだ」
「何と」
「確かギレン閣下は」
ランスだけでなくニーもそれを聞いて驚きを隠せない。ギレンは独身であり子供はいない筈だったからだ。隠し子かとも思ったがギレンは愛人を作るような男でもない。さらに奇怪であった。
「試験管だ」
ハマーンはこう述べた。
「閣下の遺伝子から作られたな。これでわかったか」
「成程」
「そうでしたか」
二人はそれを聞いて納得して頷いた。
「あの男がギレン閣下の子だたっとしても」
ハマーンはここで言う。
「ミネバ様がネオ=ジオンの主だ。よいな」
「はっ」
「無論です」
これはハマーンの立場を何よりも語るものであった。やはり彼女はドズル=ザビに与する者であった。それが変わることはなかった。
「それではだ。私は下がる」
「どちらへ」
「言うまでもなかろう」
彼女はそう二人に述べる。
「ミネバ様のところだ」
「左様ですか」
「それでは」
「うむ。それではな」
彼女は述べる。
「後は任せる」
「はい」
こうしてハマーンはミネバの所へ向かう。するとミネバは自分の部屋の中で一人ハマーンを待っていたのであった。
「来たな、ハマーンよ」
「はい」
ハマーンはミネバに優しい笑みを向けて応えてきた。
「お待たせしました」
「いや、いい」
しかしミネバはそのハマーンに述べる。
「ハマーンは忙しい。それはわかっている」
「申し訳ありません」
「しかしだ」

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