第百四十六話 キモノオモイデニサヨナラ
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「弾幕を張る!後は敵が勝手に突っ込んでくれるぞ!」
「おい、またそれは無茶苦茶だな」
アムロがモニターの向こうで苦笑いを浮かべていた。
「実際そうだ。今はな」
「確かにな。この数は」
「敵の数、一万を越えています」
ルリが言う。
「ナデシコの周りにも」
「グラビティブラスト発射して下さい」
ユリカが指示を出す。
「それで一気に減らします」
「一気といっても艦長」
メグミが話に入ってきた。
「グラビティブラストでもこの数ではそれ程は」
「それでもです。今は」
しかしユリカの考えは変わらなかった。
「皆がいますから」
「そうですね」
ルリはその言葉に頷く。
「それでは」
「はい。前方を開けて下さい」
その言葉に従い前が開く。皆素早く攻撃ルートを開ける。
まずはミサイルが派手に放たれ次にグラビティブラストが。それでかなりの数の木星トカゲが薙ぎ払われるがそれでもまだかなりの数が残っている。
「輝!柿崎!」
フォッカーが二人に声をかけす。
「派手に暴れるぞ!反応弾だ!」
「はい!」
「了解!」
二人はそれに応える。そして敵に向けて反応弾を放つ。
巨大な光が起こりそれを中心として無数の火球が生じる。しかしそれでもまだ数は減らない。
「どれだけ倒しました?」
「今で四千です」
ユリカにルリが答える。
「二分でそれですか」
「はい。二分です」
「後何分戦えます?」
「十分」
ルリはその言葉にも答える。
「そうですか」
「その間に敵はまた来ます。おそらく総数で二万」
「ここにいるものも含めて、ですね」
「そうです。ですから」
「ギリギリですね」
そう述べる。
「一分で二千、それを十分で」
「おい、無茶言ってくれるな」
デュオがそれを聞いて言う。
「あと十分もこんな戦いかよ」
「安心しろ」
しかし彼にヒイロが述べる。
「ゼロは見せてくれている。この戦いは」
「勝つのだな」
「そうだ」
今度はウーヒェイに答える。
「辛いがな」
「わかった。なら俺はいい」
ウーヒェイはそれで納得する。彼にとってはそれで充分だった。
「トロワ、まだ残弾はありますか?」
「補給タンクがある」
トロワはそうカトルに返す。
「それを使う」
「そうですか」
「しかしだ。前に出た方がいい」
ここでミリアルドが言った。
「前にか」
「そうだ。見ろ」
見れば前に敵の基地がある。そこには多くの補給施設もあった。
「あそこに入れば」
「よし、前に出るぞ!」
大河がそれを受けて言う。
「そして補給基地に入って戦う!いいな!」
「了解!」
皆それを受けて前方に攻撃を集中させる。前にいる敵もかなりのかずだったがそれでも彼等を突っぱねる。そのまま前へ突き進み基地を占領することに
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