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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百四十六話 キモノオモイデニサヨナラ
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れ」
「三つか」
「乾杯したいんだ」
そうカウンターのマスターに述べる。
「昔の仲間達にな」
「何か知らないけれど訳ありみたいだね」
「いや、よくある話さ」
マスターに返す。
「今はな」
「じゃあ聞かないさ。とにかく三つだね」
「ああ」
(ガトー、カリウス)
彼は心の中で戦友達の名を呟いた。
(また。あの世でな)
そのままカウンターに座りウイスキーで乾杯した。ケリィはそのまま静かにその剣を置いたのであった。今一人の戦士が休息に入った。
ロンド=ベルは遂にボゾンジャンプを敢行した。辿り着いたのは火星のド真ん中であった。
「さあてと」
サブロウタが楽しげに声をあげる。
「レーダー反応がそろそろ愉快になるだろうし早速出るか」
「ああ、行くぜ」
リョーコがそれに応える。
「派手なパーティーのはじまりだ!」
「来ておるわ、わんさかとな」
ケルナグールはその乗艦の艦橋で楽しげに笑っていた。
「四方八方、上からもな!」
「予想されたことではないか」
カットナルがそれに突っ込みを入れる。
「何を今更騒いでおるか」
「何を!レーダーに映る数を見よ!」
見ればいちいち数えるのが面倒な程である。桁外れの数だ。
「これだけの木星トカゲを前にして!何も思わんのか!」
「思う存分戦えるな」
「そうだ!今度もまたな!」
「圧倒的な数の敵を前にして敢然と戦場に立つ」
ブンドルが言う。
「その勇敢な姿。それこそが」
また薔薇を掲げて述べる。
「美しい・・・・・・」
「よし、いつもの儀式は終了だ!」
「者共よいか!」
ケルナグールとカットナルが皆に声をかける。見れば既に総員出撃している。
「敵はどんどん来る!臆するな!」
「ここが死に場所と心得よ!」
「ちょっと、待ちなさいよ」
レミーが死に場所という言葉に突っ込みを入れる。
「まだ花の年頃なのに死んでたまるものですか」
「その通り」
キリーがそれに応える。
「まだ自伝も書いちゃいないしな」
「あんたはまだ書くの先でしょ」
「少しずつ書いてるさ」
「何時になるやら、終わるのは」
「俺は死んだら酒が飲めなくなるからな」
真吾はそういう考えであった。
「もう少し生きたいものだ」
「怪我して自棄酒とかは勘弁してよ」
「何だよ、その暗黒の未来は」
「何となくね。ほら、早速来たわよ」
木星トカゲの大軍がゴーショーグンの前にやって来た。
「派手なパーティーのはじまりね」
火星の後継者達の大軍がロンド=ベルを完全に包囲していた。ロンド=ベルは円陣を組みそれに向かうのであった。火星の後継者達との決戦のはじまりであった。
木星トカゲは数で押してくる。だがそれは予想されていた。
「撃て!照準を合わせる必要はない!」
ブライトはそう指示を出す
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