第百四十五話 スターダスト=メモリー
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ね」
「はい、それは間違いないです」
ユウナは語る。
「いつも同じベッドに二人だけでなく大勢入り乱れていますから」
「ゴンズイみたいにですか」
「はい、まさしく」
とんでもない魚に例えられる。鋭い毒針が口元にあり触ると大変なことになる魚である。群れで暮らすことで知られており形は鯰に似ている、なお鯰は食べると案外あっさりとしていて美味い。
「そんな感じなので」
「安心と」
二人の喧嘩は何時の間にか終わっている。何故なら今はそれどころではなかったからだ。
「くっ!」
「ちっ!」
シンとカガリは敵の攻撃をかわす。言うまでもなくガトーのノイエ=ジールの攻撃であった。
「ここは通さん!」
「こうなったら俺が!」
シンが前に出ようとする。しかしそこにコウのデンドロビウムが来た。
「ガトー!」
「ウラキ!」
彼等は互いの名を呼び合う。
「ここで決着をつけてやる!」
「望むところだ!」
二人はそう言い合う。そして戦いに入った。
双方まずミサイルを乱射し合う。無数のミサイルが互いを撃ち落としていく。
次にメガ粒子砲を放つ。巨大な怪物同士の戦いとなっていた。
「うおおおおおおおおおおおっ!」
コウは普段のコウではなくなっていた。一人の戦士となりガトーに向かう。
ガトーもまた。純粋な戦士となっていた。その軍人としての心を解き放ちコウに向かっていた。
カリウスはチャックと戦っている。都合二組の戦いとなっていた。
「ガトー、退くつもりはないのか!」
「ない!」
ガトーは言い放つ。
「まだ後ろに同志達がいる限り!私は!」
「なら俺も!」
コウはその声を聞いて言う。
「御前がいる限り!戦う!」
「望むところだ!」
宇宙を駆け巡り二つの流星となる。巨体からは想像もできない機動力で互いに駆け巡り死闘を展開する。その中でガトーはクローアームを放つ。
「くっ!」
コウはそれを受けて動きを止める。しかしそれで終わるつもりはなかった。
「なら俺は!」
傷ついたデンドロビムを特攻させる。そこにも攻撃を受けるが構いはしない。
「むっ!」
「これで決めてやる!」
ビームサーベルを出し突撃する。そのまま体当たりを仕掛けビームサーベルを一閃させた。
接近戦の弱いノイエ=ジールにはこの攻撃はかわせなかった。ガトーはその攻撃をまともに受けてしまったのだ。
「くっ、見事だ」
ガトーはコクピットの中でコウに言ってきた。
「今の攻撃をするとは」
「ガトー、これで終わりだな」
「そうだな」
ガトーもその言葉に頷く。
「コウ=ウラキ、御前の勝ちだ」
はじめてコウの勝利を認める。
「この戦いはな」
「ガトー・・・・・・」
「デラーズ閣下も散華された。そして私もまた」
「いえ、少佐」
ここでカリウスが声をかけてきた
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