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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百四十五話 スターダスト=メモリー
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それはグワダンに向けられていた。まともに直撃し衝撃が走る。
「うわあっ!」
艦内を激しいダメージが襲う。そしてデラーズの全身を撃つ。彼は血を吐いて艦橋に倒れた。
「閣下!」
部下達が彼に駆け寄る。しかし既に手遅れであった。
「うう・・・・・・」
「気を確かに!」
「救護班を!」
「よい」
しかし彼はここで言う。
「最早私は駄目だ。これも運命なのだ」
「そんな・・・・・・」
「閣下・・・・・・」
「後は頼む」
倒れながらも部下達を見て述べる。
「ジークジオン」
これが最後の言葉だった。エギーユ=デラーズは死んだ。彼の乗るグワダンも今の攻撃で沈み総員退避し終えると炎の中に消えていった。
デラーズの死を受けてネオ=ジオンは作戦を中止した。すぐに撤退にかかる。
既にケリィのヴァルヴァロは撃墜されていた。その生死は不明である。
シーマは既にいない。もう逃げていた。
「こんなところで死ぬつもりはないんだよ」
自分の艦の艦橋において言う。
「いいかい、すぐにアクシズまで下がるよ!」
そう部下達に命じる。
「それでグレミーと合流だ。いいね」
「はっ」
シーマとその部下達はアクシズへ下がる。途中でハマーンから彼女の下へ来るようにとの通達があったがそれをかなりの数が無視してアクシズに向かっていた。
「少佐、これは一体」
「グレミー=トトか」
ガトーはそれを見てカリウスに応えた。
「あの男いよいよ」
「グレミー=トトが!?まさか」
「そのまさかだ。ジオンの大義を見誤った男だ」
ガトーはグレミーをそう評した。実は彼にとってはハマーンもグレミーも大した存在ではなかった。ミネバを擁していることからもわかるようにドズル派であるハマーンとギレンの信奉者であるデラーズの同志であるガトーとは同じネオ=ジオンにあっても本質が違うのである。若いグレミーとは尚更であった。
「愚かな」
「ですが少佐」
カリウスはここでさらに言う。
「ロンド=ベルが迫っています」
「わかっている。どちらにしろジオンの者達をこれ以上失うわけにはいかない」
「ではここは」
「行くぞカリウス!」
カリウスに声をかける。
「ここは我等が盾となる。よいな!」
「はっ!」
ロンド=ベルは撤退するネオ=ジオンに追撃を仕掛けようとする。だがそこにガトーのノイエ=ジールが立ちはだかるのであった。
「嘘っ、ソロモンの悪夢!?」
「行かせないつもり!?」
マユラとジュリは目の前の巨大なモビルアーマーを見て言う。
「けれどそれなら!」
アサギはそれでも攻撃を仕掛けようとする。だがそれはカガリに止められた。
「止めろ!」
「カガリ様」
「その男は危険だ!御前等でも無理だ!」
「けれど」
「それにだ」
カガリは言う。
「あいつの相手は
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