第百四十五話 スターダスト=メモリー
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「オーラノヴァ砲発射用意!」
エイブが叫ぶ。
「少しでも数を減らす!撃てーーーーーっ!」
巨大な白い光が放たれる。戦いはまだ続く。
グランガランも弾幕を張っている。周囲には無数のモビルスーツが展開している。
「慌ててはなりません」
シーラはその中でも周りの者に落ち着くように言う。
「焦ればそれでオーラ力が乱れます」
「その通りです」
ラクスが彼女の言葉に頷く。
「彼等は今誤った大義に心を支配されています。それに負けてはなりません」
「そうです。ラクス=クライン」
シーラは彼女に言う。
「ですから今は」
「はい」
応えるその目には光はない。既に覚醒していた。
「退いてはなりません。敵を抑えるのです」
彼女も言う。
「今ここで」
「とにかく堪えるんだ」
バルトフェルドも指示を出す。
「マスドライバーなんてのを渡したら大変なことになるのが決まっているからな」
「その通りですね。では」
ダコスタが言う。
「アンディ、主砲いいわ」
「よし、撃てーーーーーーーっ!」
アイシャの言葉に応える。エターナルも戦いの中にいた。
死闘は苛烈なものになっていた。その中でダバはバスターランチャーを構える。そこにギャブレーのアシュラテンプルも来た。
「ギャブレー!」
「一機ではエルガイムマークUでも難しい」
彼はそう述べる。
「だが二人ではどうかな」
「やってくれるか!」
「うむ、合わせるぞ!」
ギャブレーはダバの横に来て同じくバスターランチャーを構えてきた。
「これで!」
「決める!」
二人は同時にバスターランチャーを放った。二条の光が巨大な甲板を撃ち抜く。ドロスは忽ちのうちに炎に包まれ銀河の星屑となったのであった。
その同じ時ショウはドロスに突き進む。後ろからズワースが来た。
「バーンか!」
「ショウ=ザマ、私は左だ」
「何っ!?」
「御前は右に行くのだ。いいな」
「わかった」
ショウはそれに頷く。そして嵐の様な機銃の弾幕をかいくぐり今オーラソードを出した。
「はああああああああああああっ!」
「これならばっ!」
二人は同時にハイパーオーラ斬りを放った。それはドロスの巨体を引き裂いた。三つに分かれたドロスはそのまま炎を噴き出しその中に消え去ったのであった。
これで二機のドロスがなくなった。戦局はロンド=ベルに大きく傾こうとしていた。
しかしネオ=ジオンはまだ前線にいる。グワダンも健在だった。
「まだだ!まだいける!」
デラーズは言う。
「グワダンをさらに出せ!その火力で押し切れ!」
「他の艦は?」
「全艦だ!」
彼はこうも言う。
「いいな!その火力で!」
押し切ろうとする。しかしそこにアルビオンの攻撃が迫る。
「外すなよ」
シナプスは艦橋から言う。
「撃て!」
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