第百四十五話 スターダスト=メモリー
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ません」
「何かややこしいみたいだな」
ジュドーはまた言う。
「あの人も」
「その業を断ち切るのは」
クワトロはまた述べる。
「自分なのかそれとも」
「他の誰かってか」
「さてな。それは」
クワトロはあえてぼかす。
「まだわかりはしない」
「どちらにしろな」
ジュドーはまた言う。
「あの人ともそろそろ決着だよな」
「それは間違いないな」
アムロがそれに頷く。
「それだけはな」
「では皆さん」
ルリがここで述べる。
「明日、また一つの戦いが終わります」
「また一つか」
「はい。そうして一つずつ」
彼女はまた言う。
「戦いを終えていきましょう」
「よし」
「じゃあ気合入れて寝るか」
「ちょっと待てジュドー」
アポリーがそれに突っ込みを入れる。
「気合入れて寝るのか」
「ええ、まあ」
「それは違うんじゃないのか?」
ロベルトも言う。
「穏やかに寝るのならな」
「そうか?やっぱり気合入れて寝るよな」
それを聞いたジュドーは皆に問う。
「やっぱりよお」
「違いますね」
そこにルリの容赦のない突込みが入る。
「やっぱり穏やかに寝るべきです」
「何だ、じゃあ酒飲んで寝るのは何なんだ?」
「お兄ちゃん」
リィナがここで言う。
「未成年だからお酒は」
「そういやそうか」
今更といった感じの言葉であった。
「御前は駄目だぞ」
「私は飲んでないわよ」
そう兄に返す。
「お兄ちゃんじゃあるまいし」
「おっと、こりゃ一本取られたな」
ジュドーはおどけて妹に述べる。
「まあいいさ。じゃあ今日は早く寝て」
「火星でパーティーだ。やるぜ」
フォッカーが言う。
「殴り込みパーティーだ」
その言葉がトリとなった。彼等はボゾンジャンプ、それからの激しい戦いに備えて今は休む。火星の後継者達との戦いもいよいよ最後になろうとしていた。
第百四十五話完
2007・2・23
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