第百四十四話 グレミーの胎動
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言っちまうんだよ」
「そうなんだ」
「ああ。とにかく何か一杯来たぜ」
三人はロンド=ベルの戦闘にいる。そこへネオ=ジオンのモビルスーツが大挙してやって来る。しかし三人はそれを見ても何も動じるところはなかった。
「これからは時間切れもないようだしなあ!」
「派手に抹殺するよ!」
「・・・・・・死ね」
三人は早速攻撃に入った。カラミティの砲撃がはじまりフォピドゥンが曲がったビームを放つ。レイダーは変形して突っ込み瞬時にモビルスーツに戻ってミョッルニルで無差別的にネオ=ジオンのモビルスーツに攻撃を浴びせてきた。
凄まじいまでの破壊力であった。それはさながら戦略兵器であった。
「凄いものだな」
隼人はそんな三人の戦いを見て言う。
「まるで鬼神だ」
「そうだな」
竜馬は彼のその言葉に頷く。
「あれはな」
「しかしよ」
だがここで弁慶が言ってきた。
「あいつ等もう薬は飲んでないんだろ」
「ああ、そうだ」
竜馬がそれに答える。
「それは聞いてるだろ?」
「その割りに全然変わってなくないか?」
「言われてみればそうだな」
武蔵がそれに頷く。
「戦い方といい性格といい」
「戦闘力もだな」
隼人はそこも見ていた。
「強化されたのは残っているにしろ。性格はどういうことなんだ?」
「どうやらあれが元々だったようだ」
サコンがそれに答える。
「元からか」
「ああ。彼等のあれは地だったのだ」
彼は言う。
「暴れ方もな。薬の影響ではない」
「そうか。何か物騒な奴等だな」
弁慶はそれを聞いて呟く。
「全然変わらないっていうのは」
「だが戦力にはなる」
竜馬はそれは正当に評価していた。
「実際に俺達に匹敵する力を出しているしな」
「そうか?チームワーク滅茶苦茶だぜ」
武蔵が突っ込みを入れる。見れば三人は戦いながら喧嘩をしていた。
「ドコドコ撃って後はどうするんだよ!」
「そんなもん知るか!」
「・・・・・・どけ」
三人はそれぞれ言い争いをしている。これも相変わらずであった。
「あれはよ」
「何かな、あいつ等」
宙がそんな彼等を見て言う。
「元々馬鹿だったんじゃねえのか?あれは」
「まんまじゃねえか、それって」
勝平はそれを聞いて述べる。
「勝平といい勝負だな」
「おい宇宙太手前」
「こっちも喧嘩が絶えないわね、全く」
恵子がぼやく。ザンボットもそれは同じだった。
だが三人の活躍はかなりのものだった。それでかなりの戦果を挙げておりこれによりネオ=ジオンはその動きを止めていたからである。
ロンド=ベルは正面からネオ=ジオンにぶつかている。それにネオ=ジオンは苦戦を強いられていた。
「戦局はどうか」
ミネバはグワダンの艦橋にいる。そこからキュベレイで前線の指揮を執るハマーンに問うた
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