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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百四十三話 終わらない明日
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あ来るのだ!そして滅亡の曲を奏でるのだ!」
「それは御前一人でやれ!」
全てのドラグーンとクルーゼからの攻撃をかわしきれるわけではない。シンもキラもダメージを受けていく。
「俺達は生きる!何があってもな!」
「そうだ!貴方には何もないのかも知れない!」
キラも叫ぶ。
「けれど僕達は違う!僕達には帰る場所もある!」
「皆もいる!」
「だから・・・・・・貴方を倒して世界を!」
「ラウ=ル=クルーゼ!」
「覚悟!!」
シンとキラの動きが完全にシンクロしていた。ドラグーンの嵐の如き攻撃で既に深い傷を受けている。しかしそれでも動きを完全に合わせてきていた。
「キラ!」
シンがまず彼にこえをかける。
「俺が突っ込む!いいな!」
「わかった!シン!」
キラもそれに応える。まずはシンが突っ込んだ。キラは動きを止めて照準を合わせる。
全ての照準をプロヴィデンスにロックオンさせる。コクピットにそれを知らせる音が鳴る。
「よし、これで!」
全ての砲撃をクルーゼに浴びせた。それがまずプロヴィデンスを貫いた。
「むうっ!」
「今度は俺の番だ!」
シンのデスティニーはその掌に思いきり光を集中させる。フリーダムの攻撃を受けて怯んでいるプロヴィデンスの腹にそれを叩き付ける。
プロヴィデンスが宙に浮かぶ。だがまだ健在だった。キラとシンもまだ攻撃を止めてはいなかった。
「キラ、止めだ!」
「うん!」
二人はまたしても動きを合わせる。その手に持っているサーベルを抜き螺旋を描きながら二人で同時にクルーゼに下から突き進む。二人の天使が二条の光と共に向かう。
「うおおおおおおおおっ!」
「これで決めるんだ!」
二人の光がクルーゼを中心をして交差した。ビームサーベルを同時に斬りつけて抜ける。プロヴィデンスはそれを受けて完全に動きを止めてしまった。
「な・・・・・・プロヴィデンスが敗れるとは」
「貴方は何もわかっていない」
キラが彼に対して言う。
「皆それぞれ苦しみを抱えているんだ。けれど生きている」
「そうだ!」
シンもそれに続く。
「レイを見ろ!御前と同じだが前を見て生きている!」
「シン・・・・・・」
レイはそれを聞いて呟く。
「皆そうなんだ!御前は一人だけすねているだけだ!」
「だから貴方は敗れたんだ」
キラがまた彼に言う。
「それは決して正しい力には成り得ないから」
「ふふふ、それはどうかな」
しかしクルーゼはあちこちで破損し炎と雷を出していくプロヴィデンスの中で二人の言葉を笑っていた。
「人は愚かなものだ。だから幾度も滅びかけた」
「確かにそうかも知れない」
キラもそれを認める。
「けれど同じ位素晴らしいものだから今まで生きてこられた」
「御前は人の悪い面だけしか見ていないだけだ!」
シンもまた
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