第百四十三話 終わらない明日
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っている。
「化け物だな、また」
「何はともあれ彼等の加入もいいことかもね」
ユウナはそれを見て述べる。いささか他人事だ。
「戦力的にはね」
「少なくとも滅多に死にそうにはないな」
カガリの言葉はきつい。
「あれだとな」
「まあね。それはね」
ユウナもそれに頷く。
「それもかなりね」
「味方巻き込まないといいけれどな」
「やっぱり気になる?」
「当たり前だ」
カガリは答える。
「あんな滅茶苦茶な奴等だ。大丈夫なのか?」
「多分ね。いや、ちょっとは覚悟しておいた方がいいかも」
「やっぱりか」
「まあまあ。薬が完全に抜けたら全然違うから」
「元の人間性に戻るのか?」
「多分ね」
「そうしたらあいつ等もまともになるのか」
劇物を貪り食う三人を見ながら述べる。
「それは確かだよ」
「だといいがな」
そんな話をしながら三人を見る。何はともあれプラントを巡る戦いは終わり今一つの話が終わったのであった。それだけは確かであった。
第百四十三話完
2007・2・17
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