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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百四十話 人の見た夢 
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ぞ造作もないことだからな」
「了解です」
ティターンズのモビルスーツ、艦艇は次々と下がっていく。そしてドミニオンもアークエンジェルと迫り来るデスティニーに弾幕を張って撤退を開始する。
「くっ、この弾幕じゃ!」
「シン君、無理はしなくていいわ」
マリューが彼に言う。
「レクイエムは破壊したから。だから」
「チッ」
彼は舌打ちした。しかしどうしようもなかった。
ドミニオンも下がっていく。こうして戦いは終わった。レクイエムは破壊された。だがジブリールはそれで終わるつもりは毛頭なかった。
「こうなれば最後の手段だ」
彼は撤退するドミニオンの艦橋で言った。そしてブルーコスモスの時からの同志達に対して言う。
「核だ、いいな」
「核ですか」
「そうだ、ニュートロンジャマーは既に無効化している」
ニュートロンジャマーは実はすぐに無効化されているのだ。様々なエネルギー、技術が集まっている今の人類にはその発明ですらも無力なものになっていたのだ。
これはティターンズも同じであった。彼等は今それを使うつもりだったのだ。
「プラントに核を撃ち込む」
彼はそう述べた。
「そうして敵をまず一つ完全に葬り去る。コーディネイターをな」
彼はまずプラントを、憎んでも有り余るコーディネイターを叩き潰すつもりであった。今その彼にとっての切り札を出す決意を固めたのであった。
何はともあれ戦いは終わった。しかしそれで完全に終わりではなかった。
皆ラクスを迎えていた。同時に彼女の言葉に疑念を持っていたのだ。
「あの」
大文字が彼女に問うた。主なメンバーがエターナルに集まっていた。
「先程の御言葉ですが」
「ザルクですか」
「はい、それは一体」
「何なのですかな」
大河も問う。
「私も聞いたことがありませんが」
「容易く言うならばテロ組織です」
「テロ組織」
「そうです」
ラクスは答える。
「プラントの裏で暗躍しているのです。私は彼等と戦う為にこうして」
「今ここに来たと」
「そして私達も」
タリア達が前に出て来た。
「プラントを、人類の為にロンド=ベルへ」
「そうだったのですか」
「今まで黙っていて申し訳ありません」
タリアはシナプスに謝罪する。
「お話する機会を待っていましたが」
「いえ」
だがシナプスはそれに怒ったりなぞはしなかった。
「何か訳がおありだとは思っていましたから」
「左様ですか」
「はい、そういうことでしたら」
「我々も是非協力させて下さい」
大文字が彼等に言う。
「プラントの為に。そして人類の為に」
「力を貸して頂けるのですね」
「はい。ですが」
大文字はさらに言う。
「教えて頂けませんか、そのザルクというのは」
「どういう組織で誰が中心人物かを」
「ザルクはプラントの奥
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