暁 〜小説投稿サイト〜
ハヤテと泉が幼馴染!?
第10話
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話



「「………………はっ?」」



「いやいやいや、急に何言ってるんや? 伊澄さん?」
 私とハヤ太くんが呆けている内に、一番速く咲夜ちゃんがツッこみを入れる。
「言ったままの意味よ、咲夜。ハヤテさまたちの記憶は、封印もしくは封じられています」
「いやいや、それじゃあ分からへんわ。ちゃんと説明をしてや? 伊澄さん」
「わかっているわ。ハヤテさま……記憶の事には、私の勘では白皇の理事長も関っていると思います」
「アーたんが!? どうしてですか!?」

「よく分かりませんが、GWの時と同じような力をお二人から感じました」
「GW(ゴールデンウィーク)?」
 私は伊澄ちゃんが何を言っているのかよく分からなかった。
 そこに咲夜ちゃんが、
「なんや、そういえば瀬川さんは知らんかったんやったな。あんな〜、あのGWにな……」



〜〜〜〜15分後〜〜〜〜


「へ〜、そんな事があったんだ! 確かにあの夜、変な人みたいのがいっぱいいたな〜って思ってたけど……あ! ごめんね、話を止めて説明してくれて」
「いえいえ、大丈夫ですよ。瀬川さん」
 ハヤ太くんがニコやかに私にそう言ってから、
「それでは伊澄さん続きを…」
 ハヤ太くんに言われて、再び伊澄ちゃんに話を進めてもらった。

「はい……では話に戻りますが、ハヤテさま達が初めて会ったのはいつですか?」
「えっと……確か、白皇にお嬢様の荷物を取りに行った時が初めてだったはずです」
「私がハヤ太くんを初めて見たのは、ナギちゃんのお弁当がどうたら〜って、桂ちゃんと言い争っていたときだね」
「え!? そうだったんですか!」
「うん♪ とっても面白かったよ、ハヤ太くん♪」

「そうですか……」
「えっと、伊澄ちゃん? これが何か問題あるの?」
 私が少し困った顔をしている伊澄ちゃんに聞いてみた。
 すると、(しばら)くした後に、
「いえ……今、お二人の記憶を封じている力の新しさ? とでも言いましょうか……そういったものを感じたのですが、それが1年くらい前にかけられています」
 と詳しく説明してくれた。

 あれ? 1年くらい前ってことは、ハヤ太くん白皇にきてないんじゃ…

「あの〜、伊澄さん。僕が白皇に入ってから1年も経ってないんですが……」
 私が疑問に思ったことを素早く、ハヤ太くんが伊澄ちゃんに聞く。

「はい。そうですね」
「なんや、伊澄さん。力を感じ間違えたんか?」
「いいえ、それはないわ」
 咲夜ちゃんの言葉に首を横に振って否定する伊澄ちゃん。

「てっ……ことは、それって…」
 私が思った事を言おうとしたら、伊澄ちゃんが私の言おうとした事を私より速く言った。



「はい。お二人はもっと前にお会いし
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ