暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
森と謎の少女と
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
それより何日か後……ん?何やってたかって?レベル上げだよ。描写は書いてもつまらないと思うよ?しいて言うなら、<<デス・ピエロ>>に囲まれてました。攻撃と敏捷は高いけど防御とHPが低いモンスターをずっとほふってました

というわけで今は二十ニ層のキリトとアスナの家に向かってます
















到着するとちょうどキリトがアスナを肩車したところだった

「……お邪魔しました」

「ち、ちょっと」
言葉をかけてきたがしらん。あいつらといると砂糖を口からはきかねん

「リ、リン君」
キリトから降りたらしいアスナが肩を掴んできた

「ナニ?」

「何で片言なのかな?それより今から一緒に森に行かない?」

「俺は馬に蹴られる趣味はないんだが……」

「いやー。今から行くところでな、幽霊を見たって話があってさ。確かめに行くんだよ。リンも行かないか?」

「ほう……興味深いな」
この世界はプログラムでできている。よって幽霊なんて非科学的なものは出る余地はないんだが……まあ見間違いってこともあるが

「よし、行こうか」

「じゃあ、出発!」
アスナはまたキリトの上に乗っていた。キリトは苦笑している

「やめろ。こっちは恥ずかしいし、砂糖を吐きそうになる」
と言うといかにもしぶしぶといったかんじでアスナは降りてきた















十数分歩いたあとアスナがこんなことを言い出した
「大きい木だねえー。ねえ、この木、のぼれるのかなあ?」

「うーん……」

「システム的には不可能じゃない気がするけどなぁ……。試してみる?」

「ううん、それはまた今度の遊びテーマにしよう。……登ると言えばさあ」

「外周にあちこち、支柱みたいになって上層まで続いてるとこがあるじゃない。あれ……登ったらどうなるんだろうね」

「あ、俺やったことあるよ」

「ええー!?」
体を傾けキリトの顔を覗きこむっていうか、ピンク色の空気が厚くて会話に参加できない……

「なんで誘ってくれなかったのよ」

「まだそんなに仲良くなってなかった頃だってば」

「なによ、キリト君が避けてたんじゃない」

「ストップ!これ以上ピンク色の空気を出すな!息苦しくてかなわん!」
あ、顔真っ赤

「そういえばキリト。あの時は、俺、見てたぞ?」

「えっ?」

「手足をバタバタさせながら落ちていくのは傑作だったが……命は大切にしやがれ……」

「はい……」

そんな会話を交わしていると森はどんどん深くなっていった

「ね、その……うわさの場所って」

「ええと……そろそろだよ。もうあと何分かで着く」


[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ