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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三十八話 愛の勝利!!石破ラブラブ天驚拳
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れはわかっている。だからこそ」
そのうえでの言葉であった。
「レインを救って欲しいのだ」
「レインを!?」
「レインは今デビルガンダムのコアになっている。娘をその呪縛から解き放って欲しいのだ」
「そんな、どうしてレインが」
「全てはウルベ少佐の仕業だ」
博士はドモンにそう述べた。
「私は愚かだった。つまらない嫉妬の為に君達親子を犠牲にした。救いようのない卑劣漢だ」
今時分で己の罪を噛み締めていた。
「だがレインには罪はない。こんなことを言えた義理ではないのはわかっているが」
「だから俺はここに来た」
それに対するドモンの言葉である。
「レインを助ける為に。それだけだ」
「ドモン君・・・・・・」
「だから聞きたい。レインは何処だ」
彼はそのうえで博士に問う。
「何処にいるんだ」
「君達が今いる場所の奥だ」
博士は言った。
「そこにいる。そのまま行ってくれ。だが」
「だが!?」
ジョルジュがそれに反応した。
「一体何が」
「ウルベ少佐がいる。彼を倒さなければ先には」
「なら倒してやる!」
やはりドモンは迷わなかった。
「奴を助け出しレインを!」
「そうだ」
それにアルゴが頷く。
「では行くぞ」
「頼む、そしてレインを」
「博士、確かに貴方の罪は許せない」
ドモンは彼に対して言う。
「しかしレインには罪はない。俺はレインを救い出す!」
「そうか・・・・・・」
「それだけだ」
「わかった。それではな」
それを託した博士にはもう何もなかった。後は自らで決するだけであった。
「さらばだ」
「博士、何を」
ジョルジュがそれに声をかける。
「私は自分で罪を償う。それだけだ」
そう言うと自分の部屋にあるボタンの一つを押した。
「これでいい。ではな諸君」
「博士、貴方は一体何を」
「言い忘れていたがここには君のお父上の冷凍カプセルがあったのだ」
「父さんの!?」
「そうだ」
そうドモンに答える。
「今それをネオ=ジャパンに向けて放った。聞こえるだろう」
大気が抜ける音が。今ドモン達にも聞こえていた。
「さらばだ。そして私は」
「馬鹿な、このままでは貴方が」
「私はもう助からないさ」
「何っ!?」
「撃たれたのだよ」
声に自嘲が入っていた。
「ウルベ少佐にね。さっき止めようとしたら」
「そうだったのか。それで」
「ドモン君」
博士はドモンに声をかけてきた。
「何だ?」
「君には本当に済まないことをした。そして」
博士は言う。
「レインを頼む。いいね」
「わかっている」
ドモンはそれに応える。顔を上げて。
「レインは必ず俺が」
「頼むぞ。では」
博士の言葉が消えた。シャッフルの戦士達はそれを確かめてから顔を見合わせあった。
「行こう」
「え
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