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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三十八話 愛の勝利!!石破ラブラブ天驚拳
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ういうこと。じゃあ」
ヒビキが言う。
「皆でドモンとレインを祝福するか」
「よし!」
「勝利と救出成功だ。皆騒ぐぞ!」
「私も料理作りますんで」
「いや、それはちょっと止めて」
ゼオラがクスハを止める。
「他のことして欲しいから」
「はあ」
「なあブリット」
その後ろでアラドがブリットに囁く。ビルトファルケンが近寄ってきていた。
「クスハの料理ってやっぱりまだ」
「パワーアップしたぞ」
「パワーアップしたのかよ」
「ああ、戦略兵器になった」
「なっ・・・・・・」
「ユリカさんの料理並にな」
「嘘だろ、おい」
「俺が証拠だ」
一言だが絶対の説得力のある言葉であった。
「わかったな」
「ああ、わかった」
頷くしかなかった。
「じゃあやっぱりクスハだけは」
「止めておいた方がいいか」
「そういうことだ」
彼等はこの時まだ知らなかった。世の中というものは実に広く、人の交わりは案外狭いということを。すぐに彼女に匹敵する存在が出て来るということを。
ドモンとレインの祝いは部隊を挙げて行われた。未沙も今回は何も言わなかった。
「いいものね」
それどころか笑みを浮かべてこう言う程であった。
「一時はどうなるかって思ったけれど」
「そうですよね」
レトラーデがそれに頷く。
「デビルガンダムの核になって大変だったから」
「けれどそれも終わって」
ミスティが言う。
「二人はハッピーエンドね」
「そうね。本当によかったわ」
未沙はその言葉にまた頬を緩めさせる。
「何よりよ」
「早瀬さんもこういうのはいいんですか」
「私は別に誰が誰を好きになろうと構わないわ」
レトラーデに応えて言う。
「それどころか。それはとても素晴らしいことだと思うから」
「そうなんですか」
「この娘はね。案外純情なのよ」
「クローディア」
ここでクローディアが出て来た。
「生真面目だけれどね。そこも」
「ちょっと。私は」
「まあまあ。皆わかってるでしょ」
「まあね」
霧生がクローディアの言葉に頷く。
「早瀬さんは真面目なしっかり者。皆頼りにしてるんだよ」
「おばさんってこと?」
「いや、お姉さん」
霧生は笑って述べた。
「厳しいけれどしっかりした風紀委員の」
「結局おばさんじゃない」
未沙はその言葉を聞いて苦笑いになった。
「けれど。悪い気はしないわ」
「そうなんだ」
「ええ。それに見て」
パーティーの中央を指差す。
「あの二人。本当に嬉しそう」
ドモンとレインがいた。レインは今は紅のドレスであった。
「これからあの二人も心から幸せになるのね」
「はい」
それに頷いたのはロンド=ベルのもう一人の風紀委員であるベンであった。よく考えれば未沙も彼もどうにも優しい風紀委員である。

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