第百三十七話 いざ!囚われの乙女の救出に
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ない。そのかわり彼のすぐ側までやって来た。
彼の前で首を垂れる。ドモンはそれを見て言った。
「乗れというのか、俺に」
やはり答えない。だがその心はわかった。
「よし、わかった」
風雲再起に飛び乗った。しかしそこにウォンが来る。
「行かせん!行かせはしないぞ!」
「邪魔だ!」
だが今のドモンにとってはウォンなぞ。歯牙にかけるまでもなかった。風雲再起に乗ったまま天に駆け出して言う。
「人の恋路を邪魔する奴は!」
「ヒヒーーーーーーーーーン!」
風雲再起もいななく。
「馬に蹴られて地獄に落ちろおぉぉっ!」
そう言ってウォンを蹴り飛ばした。それで終わりであった。
下で爆発が起こるがもうドモンにはそれはどうでもいいことであった。彼は宇宙に向かって駆けていた。
「待っていろ、レイン」
彼は言う。
「必ず俺が救い出す!」
そのまま銀河へ駆ける。レインを救う為に。
第百三十七話完
2007・1・20
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