第百三十七話 いざ!囚われの乙女の救出に
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然だな」
ナオトはアキラにそう返した。
「間違いない。既に本国ではその身柄を拘束されている筈だ」
「そうだな。これで一件落着だ」
「何だ、ネオ=ジャパンに向かう必要はないんだ」
ナミダがそれを聞いて言った。
「じゃあこのままザフトだね」
「ああ、そうなる」
タケルが言う。
「いよいよか。宇宙での戦いがまた」
「今度もかなり激しい戦いになるぞ」
ケンジが皆に対して言った。
「ザフトにネオ=ジオン」
「そしてティターンズ」
ミカがそれに続く。
「彼等との最後の戦いだ。皆用意はいいな」
「おいおい、何を今更」
イサムがそれに対して言い返す。
「俺達は何時だって臨戦態勢だろ?」
「そうだ。だから」
ガルドも言う。
「敵に向かう。それだけだ」
「そうだな。じゃあ宇宙に行く準備が出来たなら」
「総員出撃だな」
「そういうことね」
グッドサンダーチームの面々がしめる。彼等はいよいよ宇宙に向かおうとしていた。
その時デビルガンダムはネオ=ジャパンの作業班により回収されていた。レインはそこにロンド=ベルの立会人として来ていた。
「デビルガンダムもこれで全部ですね」
「はい」
作業員の一人がそれに応える。
「後はこれをコロニーに戻して処分します」
「そうなの」
「それでですね」
作業員は言う。
「最後にチェックをお願いできるでしょうか」
「私が?」
「はい」
彼は答えた。
「ロンド=ベルの代表として。いいでしょうか」
「ええ。それでしたら」
パイロットでもあり博士号も持つレインはかなり地位が高いとされているのである。だからこうして声をかけられたのである。
「デビルガンダム回収後に」
「はい」
こうしてデビルガンダムが回収され皆巨大シャトルの中に入った。レインはその中でデビルガンダムの残骸を見上げていた。周りには作業員達がいる。
「こうして見ると本当に」
作業員の一人が言う。
「でかいですね」
「そうですね。これは成長する兵器だから」
「ええ」
レインの言葉に頷く。
「あってはならない兵器だから。それは」
「そうかも知れませんね」
「それでお父様・・・・・・いえミカムラ博士は」
「既にこのシャトルの中に収監しました」
別の作業員が言ってきた。
「本国で裁判を受けます」
「そうなの」
レインはそれを聞いて少し寂しげで悲しげな顔をしたがそれは一瞬で消えた。
「そしてウルベ元少佐にも追っ手が向けられています。拘束は時間の問題です」
「そうね。これで全部終わりなのね」
そう言った時であった。異変が起こった。
「いや、まだ終わりではないのだ」
「!?」
「誰だ!?」
「フハハハハハハ!私だ!」
突如として高笑いが起こった。そして作業員達が次々と薙ぎ倒されていく。
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