暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十五話 困惑
[3/7]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
させる。
ここは逃げないと
フェイトを抱えながら戦えないし、士郎やなのはもいる。
一対三じゃ勝ち目がない。
「わああああっ!!!」
行き場のない怒りを魔力弾に込めて海に叩きつける。
そして、ジュエルシードを掴み離脱した。
side 士郎
アルフは水飛沫を目隠しに離脱したか。
ジュエルシードの回収は三つ。
つまりはなのはとフェイトの初めの約束通り半分ではあるからまあ良しとしよう。
「リンディです。これからそちらを回収いたします」
「あ、はい」
リンディ提督の言葉にどこか悲しげななのは
無理もないだろう。
これで封印されていないジュエルシードはなくなった。
すべてがフェイトまたは俺達の手にある。
最悪このままフェイトと言葉をかわすことなく二度と会えない可能性すらあるのだ。
「なのは、気を落とすな」
「士郎君」
不安げに俺を見つめるなのは
確かに最悪二度と会えないかもしれないが、この可能性は低いと俺は思っている。
なぜなら
「おそらくフェイトが必要なジュエルシードの数が足りてない。
今持つジュエルシードを囮に使えばまた会えるし、ちゃんと決着もつけれる」
「え? どういうこと?」
俺の言葉にユーノが不思議そうにし、クロノとなのはも首をかしげている。
「今回のジュエルシードを除けばフェイトが持つのは五つ。
あと一つや二つ程度足りないなら時間がかかるが管理局にばれないように探す手立てもあったはずだ。
だが今回のフェイトの行動を見る限り、管理局に自分の居場所がばれる事も構わず行動を起こしている。
恐らくは何らかの理由で回収を急いでいる。
さらに無理やり全てのジュエルシードを発動させたことから最低でもあと六つは足りないと推測できる」
推測できると言っているが、フェイトの今回の行動を見る限りほぼ確実だろう。
まだジュエルシードが必要なら現在持っているジュエルシードを囮にすれば案外すぐに会えるかもしれない。
「だからそんなに心配するな」
「うん!」
俺の言葉に力強く頷いてくれる。
その時
「準備ができましたから転送します」
「了解した」
「はい」
リンディ提督の言葉に俺とクロノが頷き俺たちは再びアースラに戻っていった。
アースラに戻ると同時にプライウェンを外套にしまうように霧散させる。
とその時
「士郎君!!」
いきなり腕をなのはに掴まれた。
なのはは何も言わず俺の外套の袖を捲り上げる。
そして、俺の腕を見て顔が真っ青になっている。
気がつかれたか。
なのはの行動にクロノとユーノの視線も俺の腕に集まる
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ