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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十四話 海の上の激闘   ★
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た。

「……すごい」

 これをしたのが誰かなんてわかりきっている。
 そう、士郎君しかいない。
 圧倒的な威力。
 大丈夫。士郎君を信じて私は前に進むんだ。

「フェイトちゃん、手伝って!
 ジュエルシードを止めよう!」

 レイジングハートからフェイトちゃんのバルディッシュに向かって、光が伸びて、その光が吸い込まれる。

「Power charge」
「Supplying complete」

 バルディッシュの光の鎌が輝きを取り戻した。

「二人できっちり半分こ」

 驚いているフェイトちゃんにしっかりと頷いて見せる。
 ジュエルシードの方を向けば、ユーノ君とアルフさんが魔法で竜巻の動きを縛って、士郎君が私達に放たれる雷を弓矢で撃ち落としてくれてる。

「士郎君達とアルフさんが止めてくれてる。だから今のうち
 二人でせーの、で一気に封印!」
「Shooting mode.」

 士郎君達を信じて、なによりも来てくれるとフェイトちゃんを信じて、ジュエルシードに向かって真っすぐ飛ぶ。

 近づく私を阻もうとするいくつもの雷があるけどそれは次々と飛来する閃光によって薙ぎ払われる。
 すごい正確性。
 同じ事をしろと言われてもできる自信はない。

 それより正直色々気になる事があります。
 士郎君が握っているのはレイジングハートのようなデバイスじゃなくて弓。
 つまりは士郎君の腕前という事なんだけど弓ってあんな連射できるものだったかな?
 それに魔術師である士郎君の放つ矢が魔力を帯びているのはわかるけど……

「その矢が光にしか見えないってどうなんだろう」

 あまりの光景にそんな事を思ってしまいます。

 とにもかくにも、私は士郎君の矢に守られて十分に近づく事が出来た。

 魔法陣の上に降りて、フェイトちゃんの方を見る。
 するといつもの封印形態に変化するバルディッシュ。
 バルディッシュを見つめて、私を見つめてくるフェイトちゃんにウインクして見せる。

 私の事を信じてくれたのかは分からないけど高度を上げて、私のそばまで来るフェイトちゃん。

 うん。二人ならやれるよね。

「ディバインバスター、フルパワー……いけるね?」
「All right, my master.」

 私の声に力強く答えてくれるレイジングハート。
 私の渾身の魔力を込めていく。
 その隣でバルディッシュを振り上げるフェイトちゃん。

 その光景にこんな状況なのに笑みがこぼれてしまう。

「せーのっ!!」
「サンダー―――」
「ディバイン―――」

 ジュエルシードの竜巻に降り注ぐ、フェイトちゃんの雷
 レイジングハートに集束する魔力

「―――レ
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