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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百三十六話 決着の時!マスターアジア暁に死す!
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「もう答え出ちゃってますね」
ヒカリが言ってきた。
「そうだな」
リョーコがそれに頷く。
「見守るしかねえだろ、この戦いはよ」
「ドモンさんが手に入れるのは勝利」
「おいおい、イズミが駄洒落言わないぜ」
サブロウタが驚きの声をあげる。
「こりゃかなり」
「皆燃えて見ているということだな」
それがナガレの意見であった。彼も同じであるが。
「よし!これこそ男の勝負だ!」
特にダイゴウジはそうであった。
「やれ!ドモン!今こそこの拳で!」
「そうです、ダイゴウジさん」
「あれっ」
ジュンはここでふと気付いた。
「ルリちゃんが今ヤマダさんをダイゴウジさんって」
「確かに呼んだね」
アキトがそれに頷く。
「何かまた意外な」
両者は何百回となく凄まじい速さで拳と蹴りを繰り出し合う。その中でドモンはあるものを感じていた。
「これは」
マスターアジアの拳を受けて言う。
「拳から深い悲しみが伝わってくる」
それを今感じていたのだ。拳を受けながらも。
「東方不敗の拳が、拳が泣いているっ!?」
「ドモン、まだわからんのか!」
マスターアジアはその中でドモンに対して叫んでいた。
「わしの気持ちがぁっ!」
「俺の心に、哀しみが響く・・・・・・・。そうだ!」
彼はここで思い出した。
「己の拳は己の魂を表現するものだと教えてくれたのはこの人だ。ならば」
彼はさらに思う。
「これが東方不敗の魂の叫びなのか!?」
「そこまでか。貴様それでもキング=オブ=ハートかッ!」
マスターは攻撃を繰り出しながら言う。
「そんなことでは悪党のわしひとり倒せんぞ!この馬鹿弟子がぁっ!」
「うるさいっ!」
ドモンはまずは彼に叫び返した。そしてあらためて構えを取る。
「いいか、マスターアジア!」
彼は構えを取りながらマスターアジアに対して言う。
「今日こそ俺は」
彼は言う。
「あんたを超えてみせる・・・・・・っ!」
「面白い!では見せてみよ!」
マスターもそれに応えて言う。
「貴様のその力!わしにだ!」
「よし!行くぞ!」
ドモンは攻撃を繰り出してきた。
「流派東方不敗の名にかけて」
マスターも叫んでいた。彼もまた構えから攻撃を繰り出そうとしていたのだ。
「最終奥義!」
「石破!」
「石破!」
何と繰り出す技は同じであった。二人の拳が同時に輝く。
「天驚けええええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーんっ!」
「うおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーっ!」
二人の最終奥義が炸裂する。島全体が光に包まれる。そしてその中に残っていたのは。勝利であった。
「おおおっ・・・・・・!」
ドモンはその中で叫んでいた。マスターガンダムは満身創痍になっていた。
「東方不敗ッ!これで・・・
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