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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十二話 模擬戦
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今の実力を仮に半分としても執務官クラスの特別隊でも編成しないと相手にもならないかもしれない。
色々と考えることはあるのだけれど、今は
「お疲れ様、二人とも。
それから今回の件の会議があるから一緒に来て頂戴。
正式にアースラのメンバーに紹介するわ」
とりあえず士郎君の事よりもジュエルシードの事を優先しよう。
今日から本格的に稼働ですものね。
side 士郎
ふう、なんとか読みきれたな。
しかし空を飛ばれるというのは厄介だな。
今回は室内だからよかったものの野外戦になれば、今回のようには戦えない。
勿論、弓を使えば殺すことは出来る。
それに空を飛ぶ宝具がないわけではないが、やはり戦闘経験がほとんどない。
もし管理局が敵になったことを想定するならば、空中戦を想定した訓練もいるか。
そんな事より今は
「大丈夫か? クロノ」
黒鍵を外套の中にしまうように霧散させ、クロノに手を差し出す。
「ああ、問題ない。しかし、君とは接近戦をしたくはないな」
俺の手をしっかりと握って立ち上がるクロノ。
この様子なら何ら問題はなさそうだ。
「それは仕方がないだろう。誰にも得意な間合いというのはあるからな。
それに今回非殺傷設定のない私に合わせて、近接戦闘を正面から受けていたしな。
まあ、模擬戦については後で話すとしよう。
とりあえずリンディ提督がお呼びだ。会議室に行くとしようか」
「そうだな」
投影した武器を外套にしまう様に回収してからクロノと共に訓練室を後にして、なのは達と合流し、会議室に向かう事になった。
ちなみにその途中
「それにしてもいつも君とか、衛宮士郎とフルネームで呼んでいるようだが、士郎で構わないぞ」
「む、そうか。
ならそうさせてもらうよ」
という会話があり、クロノが俺の事を士郎と呼ぶようになった。
リンディさん達と共に参加した会議の内容は意外と簡単なモノだった。
・ジュエルシードが危険性が高いという確認
・ジュエルシードが海鳴市に落ちているという事
・残りが11個であること
そして
「というわけで本日0時をもって、本艦全クルーの任務はロストロギア、ジュエルシードの捜索と回収に変更されます。
また本件においては特例として問題のロストロギアの発見者であり、結界魔導師でもあるこちら」
「はい。ユーノ・スクライアです」
「それから彼の協力者でもある現地の魔導師さん」
「高町なのはです」
「そして、現地の魔術師にして海鳴市の管理者でもある」
「衛宮士郎だ」
「以上三名が臨時局員の扱いで事態にあたってくれます」
俺達の紹介である。
リンディ提督の紹
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