暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第13話 人見知り?嘘吐く時は関係ない!!
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院の連中でさえ予想外の事でした。その中で最も想定外だったのが、馬鹿の中にギアス《制約》を使える高位の水メイジが居た事です。
そして護衛に着くアルノーさんには、妹が居たのです。敵はこの妹に目をつけました。妹を拉致しギアスで洗脳、モンモランシ伯を裏切る様にせまったのです。
ですが、アルノーさんは優秀で、妹がギアスにかかっている事を初見で見破ります。しかし敵に妹を人質にされ、捕まってしまいました。そしてアルノーさん自身も《制約》で洗脳されてしまいます。
結果……アルノーさんは私達を殺そうとしたのです。
アルノーさんは洗脳されていただけで、裏切り者でも敵でも無かったのです。そしてそんな人を私は
…………コロシテシマッタ。
激しい吐き気が私を襲います。いっその事本当に吐いてしまえば、楽だったのかも知れません。しかし更に、吐き気がする話が続きます。
アルノーさんの妹は、死体で見つかったそうです。
死体は酷い有様で、何度も暴力を振われた跡があったそうです。それだけでなく、何度も性的に乱暴された跡もあったと言います。しかし母上はこの時だけ、私から目を少しだけ逸らしました。
(母上の態度からして、おそらく死体はもっと酷い状態だった。それも感覚がマヒして、私にそこまで話しても問題なく感じてしまう程に……)
これで敵を追い詰める証拠が、いくつも出て来たのは皮肉としか言いようがありません。この事件の直後だけに、私が居なくなったと報を受け母上達は本気で焦ったそうです。使用人達の中に、ギアスで操られている者がいるのではないかと……。
(それが、あの判断ミスにつながってしまった訳ですね)
……この世界には、なんでこんなに腐った奴等が居るんだろう?
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