暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第13話 人見知り?嘘吐く時は関係ない!!
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るはずが無いだろう」
「はい。私もそう思います。しかしマギは、この様な冗談を言うタイプの人間ではありません」
「ふむ ……だが、会う訳には行かんな」
「はい。そのように伝えておきます。お話を聞いていただき、ありがとうございました」
予想通りの話の流れです。これでルイズが魔法練習を始めれば、マギとのパイプとして繋がりが出来ます。この後は、マギを行方不明にしてしまえば良いのです。しかし、念は押しておくべきでしょうか? 私は、もう一つのプランを実行する事にしました。
「ところでカリーヌ様」
ターゲットは、公爵夫人のカリーヌ様です。
「カリーヌ様は、あの《烈風》のカリン様と親しい。と、お聞きました」
「そうね。親しいと言えば親しいわ」
(本人が白々しいですね。と言っても、それはお互い様ですか)
「実はマギの友人がカリン様のファンで、いろいろな事を調べたらしいのです」
「そうなの?」
「しかし出てくるのは、信じ難い話ばかりだったそうです」
カリーヌ様の目が、僅かに鋭くなりました。
「どんな内容?」
「はい。戦場で華々しい戦果をあげる一方で、私生活は酷いものだったと」
「それで?」
うわぁ。……怖い。
「なんでも奇抜な格好で王都を練り歩き、ユニコーン隊と派手に喧嘩をし、衛士隊を一度首になったとか……」
うわ。表情変わらないのに、一瞬血管が浮びました。
「他にも“吸血鬼の姉妹を捕まえて毎晩相手をさせていた”とか……“同室の同僚の男に毎晩夜這いをかけていた”とか……酷いものでは“マリアンヌ様と愛人関係だった”とか……」
「情報源は?」
平坦な声が怖いです。
「いえ、又聞なので分からないと言っていました。マギは僻みや嫉妬から来る、根も葉もない噂話だろうと言っていました。でも、その友人がマギを介して取り寄せた絵を、たまたま見る機会があったのですが。その……凄かったです」
「どの様な絵なの?」
「題名は《烈風》のカリンの真の姿です。2枚で対になった大きな絵なのですが、同じ服装で前からの絵と、後ろから振り返るような絵です。格好自体は、ユニコーン隊と喧嘩した時の物と聞いています」
カリーヌ様の顔が、明らかに引きつりました。
「上着はギンギラサテンイエロー。羽やレースが一杯付いていて、マントには大きなマンティコア。真っ白なズボンは、尻尾付きで竜が刺繍され目玉は宝石。宝石だらけの蝶の形のマスクと、帽子には髑髏の模様入りで更に水晶の大きな髑髏が付いていました。……あれ? そう言えば、その絵のカリン様とカリーヌ様って似ているような……」
「もう良いわ。忘れなさい。それから、先程の返答を変更します。マギと言う人に会
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