暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第13話 人見知り?嘘吐く時は関係ない!!
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最初に私が居ない事に最初に気付いたのは、公爵に私の世話を任された使用人でした。夜中に番を決め私の面倒を見ていた使用人が、交代して私の部屋に来るとベッドがもぬけの殻になっていたのです。慌てて探しましたが、私は見つかりませんでした。そしてそれが、そのまま公爵へと連絡されます。(帰りにすれ違った人は、連絡を受け確認に走った人だった様です)
その報せを聞いた公爵は、判断ミスを連発します。「まさか、公爵家に賊が侵入したのか?」等と勘違いをし「使用人達には伝えるな。混乱を招くだけだ」と、この事を知る使用人達を隔離しました。「信用できる者だけを使い捜索を行うぞ」と指示を出し「今のシルフィアは冷静な判断が出来ん。
待機
(
かくり
)
しておけ」と、母上の事を閉じ込めました。しかも捜索は屋敷内から行われましたが、私が捜索済みの部屋(私の部屋)に居たので見つけられまず、探索範囲を外にまで広げる事になったのです。
当然何時まで経っても見つける事が出来ず、私の伝言も捜索に出て居た所為で書置きになってしまったそうです。しかもその書置きが置かれた場所は、公爵の執務室です。屋敷外の捜索隊を指揮する為に、兵舎に居た公爵は気付けませんでした。
そして勘違いに気付いたのは、朝食を抜いた上に昼食も抜く訳には行かず、カリーヌ様と本館に戻って来た時です。そこで初めて書置きに気付き、使用人達に確認が行きます。そして出て来たのは、私を目撃したと言う多数の使用人達の証言でした。
その知らせを受けた母上が、公爵達を吹き飛ばしながら飛び出して、あの惨状につながったと言う訳です。
今回の責任は、ヴァリエール公爵にもあったと言う訳ですね。それでも、不問は無いと思うのですが……。しかし、ヴァリエール公爵がこの有様って……。もしかして、判断を鈍らせる何かがあったのでしょうか?
大体の話は分かりましたが、腑に落ちない点が残りました。
それは置いておくとして、私は公爵の気を引く行動に出なければなりません。
「公爵様」
「なんだ」
「実はある人から、伝言を預かっていまして……」
「伝言?」
「はい。マギと言うメイジで、学者と商人を兼業している人なのですが……」
「ほう。言ってみよ」
「はい。……爆発魔法の正体と対策を知っている。ご興味がおありでしたら、一度お会いしたい。……以上です」
「爆発魔法? 君が使った魔法か?」
「いえ、別物と聞いています。私が使った爆発魔法は、複数の系統魔法を組み合わせたものです。内容はマギが開発した秘伝ですので、無断で話す事は出来ません。マギに聞いた話だと、コモン・マジック系統魔法に関わらず、全ての魔法が爆発するらしいのです。とても信じられ無い話なのですが……」
「そのような事、あ
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