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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第13話 人見知り?嘘吐く時は関係ない!!
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か母上」
「何するんですか母上。じゃないわよ。私達がどれだけ心配したと思ってるの。このバカ息子!!」
「そんなに心配かけた、覚えは無いですけどね!!」
「ディーネちゃんの、ウォーター・シールドが間に合わなかったら今頃消し墨よ!!」
「あの時は、それ以外生き残るすべがありませんでした!!」
「それはそれ、3日ぶりに目を覚ましたのに、親に何も言わず遊びまわってるって如何いう事!!」
「遊びまわっていません!!」
この段階で使用人等の魔法が使え無い人達は、既に避難していました。そして母上の次の一言で、ディーネとアナスタシアはルイズとモンモランシーを抱え、窓から逃げ出します。
「黙りなさい。アストレア!!」
ブチッ!!
「ははうえ〜。今の一言高くつきますよ……」
「やれるものなら、やってみなさい……ア・ス・ト・レ・ア」
私は、魔法の詠唱に入ります。《凝縮》《錬金》《発火》の順で、流れるように詠唱します。狙いは水素爆発です。
一方母上は、エア・ハンマーの詠唱に入ります。
そして……。
派手な爆音が、ヴァリエール公爵家の廊下に響きました。
その後、廊下で気絶している私と母上が発見されたそうです。
次の日目が覚めると、ヴァリエール公爵の所に連れて行かれました。母上は平気な顔をしていますが、私は心配な事があります。廊下の事だけなら、過去の情報からヴァリエール公爵は許してくれると思います。
しかし私はヴァリエール公爵の気を引く為に、駆け引きをしなければならないのです。念の為母上には、話を合わせるようお願いしておきました。
いよいよご対面です。
部屋に入ると、公爵と公爵夫人が居ました。
「この度はご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」
母上が謝罪をしました。それに合わせ私も頭を下げます。
「今回は不幸な偶然が重なっただけだ。よって、今回の事は不問とする」
(えっ!? 良いのですか? ケガ人こそ出ませんでしたが、修理代は結構な額になると思うのですが……)
私がそんな事を考えている間に、母上は私を公爵と公爵夫人に紹介しはじめました。
「ギルバートです。よろしくお願いします」
「うむ。《岩雨》と《乱風》の子となれば、期待せざるおえん。あの爆発魔法も侮れんしな」
ヴァリエール公爵は、一見上機嫌の様です。将来優秀な人材が、自分の配下に入ると考えているのでしょうか? しかし、油断は出来ません。と言うか、自分の家壊されて上機嫌とかあり得ませんから。
私そう思っている内に、母上達の話はどんどん進んでいきます。
どうやら今回の一件は、本当に不幸な行き違いが原因の様です。
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