暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第13話 人見知り?嘘吐く時は関係ない!!
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待て)とアイコンタクトを返します。
「それでこれが、帽子用のリボンです」
黄色のリボンを取り、青い帽子に巻き綺麗に蝶結びを作ります。このリボンには、大きめに作った帽子のサイズ調整の意味があります。
「こうやって、リボンを帽子に巻きます。そしてこれが、ディーネの分です」
そう言ってから、黄色いリボンがついた青い帽子をディーネに被せてあげました。
「リボンは1人5本までですよ。ディーネには悪いけど、選ぶ順番を譲ってください」
「はい」
ディーネは快く頷いてくれました。そうしている間に、ルイズとアナスタシアで欲しい色が被ってしまった様です。同じリボンの両端をつかみながら、睨み合いが始まっていました。
「アナスタシア(とディーネ)には、後で好きな色を用意しますから、ここは譲ってあげてください」
アナスタシアは不満そうにしながらも頷き、リボンから手を離しました。
(うん。良い子。良い子。家に帰ったら、もっと上等なリボンいっぱい用意してあげますからね)
アナスタシアにアイコンタクトを送ると、今度は嬉しそうに頷いてくれました。
リボン争奪戦(ルイズ対モンモランシー戦)が一段落すると、昼食の時間になりました。そこでルイズが私(正確には私の頭)を見ながら、注意して来ました。
「ギルバート。室内で帽子を被るのは良くないよ」
言っている事は、至極真っ当な事なので反論のしようがりません。仕方が無いので、私は溜息を一つ吐くと帽子を取ります。そこには、坊主頭が……。
「あっ!! 髪の毛が無いから……」
(だから……無い言うな。私は、ハゲじゃないです)
この言葉に全員の視線が、いったん私の頭に集まります。そして3人の視線は、非難の視線となってルイズに移りました。この状況に、ルイズだけが着いて行けない様です。
「えっ? なんで? わたし悪い事言った?」
うん。言いました。
私の頭が如何してこうなったか、ディーネが説明しようとした所で廊下が騒がしくなりました。
「あれ? 何かあったのでしょうか?」
私は疑問に思い、ドアを開け廊下を確認します。そこには、使用人数人を引きずる母上の姿が……。
(な 何事ですか?)
その時、私と母上の目が合いました。不味い!! 今の母上は正気じゃない。
「……!!」
逃げようと思いましたが、間に合いませんでした。魔法でドアごと吹っ飛ばされ、窓を突き破り外へ放り出されます。後少しフライ《飛行》が遅ければ、頭から地面に着地する羽目になっていました。
私はそのままフライで、突き破った窓から室内に戻ります。私も今の理不尽な一撃には、かなり頭に来ていました。
「何するんです
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