暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第13話 人見知り?嘘吐く時は関係ない!!
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が必要無い事に気付き《錬金》を繰り返します。結果、藁の模様を塗りつぶし、綺麗な色を出す事が出来ました。
本命の帽子は、黒く染める事にしました。《錬金》を繰り返し、綺麗な漆黒に染め上げます。これだとデザイン的に物足りないので、イエローの鉢巻きを藁で作り帽子にくくりつけます。
帽子が完成したので、実際に被ってみます。まあ似合ってるかどうかは、後で鏡で確認ですね。被り心地も決して悪くありません。(《錬金》で布に加工したので、麦藁帽子の特徴である通気性は損なわれたが、逆にゴワゴワした硬い触り心地が無くなっている)
帽子の出来に満足した私は、そこで余った藁を見ます。このまま馬小屋に突き返すのは、なんのなく気が引けました。折角なので皆の分も作って、プレゼントするのも良いなと思いました。心配をかけたはずですし。
しかし全員分(4人分)となると、時間がかかります。母上に心配をかけるのも難なので、一度館に戻り使用人に伝言を頼みました。
精神力の関係で、休憩を
挿
(
はさ
)
みながらの時間がかかりる作業になりますが、急げば昼前には終わらせられそうです。朝食を食べていないので、昼食抜きは避けたいです。帽子作成の続きに集中する事にしました。
先ずは帽子の形ですが、女の子用なので鍔を広めにしました。次に色ですが、同じ色では能が無いので別の色を送る事にしました。ディーネが、セルリアンブルー。モンモランシーが、スカーレット。アナスタシアが、ダークパープル(ナス色)。ルイズは、……白でいいや。
同じ様に帽子用のリボンを、20色各1本用意しました。少し急ぎ過ぎたので、精神力の消耗から多少頭がふらつきますが、そのおかげか昼食の時間には少し余裕があります。
余った藁を餌箱に放り込み、館に戻ると使用人を捕まえ、ディーネ達が居る場所へ案内してもらいました。
皆の居る部屋に入ると、アナスタシアがいきなり抱きついて来ました。そして、盛大に泣き始めます。
(心配していたのは分かったから、服に鼻水付けないでほしいです)
仕方が無いので、アナスタシアが泣き止むまで頭を撫でてやります。
暫くすると、アナスタシアが泣き止みました。
「とこで、その帽子は何ですか?」
ディーネが私が被っている帽子と、手に持っている色とりどりの帽子について聞いて来ました。
「黒は私のですが、他は心配かけたみんなへのプレゼントです」
私の言葉にディーネは嬉しそうに頷き、他の子は目を輝かせています。
「先ずは、赤がモンモランシーの分。白がルイズで、紫がアナスタシアの分」
そう言いながら帽子を手渡して行きます。そこでいったん区切って、リボンを取り出しました。ディーネが目で、(私には?)と聞いて来たので(ちょっと
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